「Appreciate」を「感謝する」の意味だけで覚えてませんか?
- 2017年12月12日
多くの方は「Appreciate」が「感謝する」ということは既にご存知かと思います。しかし「Appreciate」は他にも色々な意味としても使われており、「感謝する」の意味だけで覚えてしまうと他の意味として用いられた際に混乱してしまうでしょう。そうならないためにも「感謝する」以外の用法もしっかり覚えておきましょう。
1) Appreciate
→「感謝する」
まずは皆さんもご存知の「感謝する」の意味としての用法について。「ありがとうございます」を「I appreciate it.」と言うこともよくあり、“Thank”よりも丁寧でフォーマルな響きがあります。感謝の気持ちを強調する際に「Thank you. I appreciate it.」のように、「Thank you」と組み合わせて言うことも一般的です。
✔︎「〜に感謝しています」→「I appreciate _____」
✔︎「〜いただければ幸いです」→「I would appreciate it if _____」
・I greatly appreciate everything you’ve done for me.(色々してくれて本当に感謝しております。)
・I’d appreciate it if you could get back to me by tomorrow.(明日までにご連絡いただけましたら幸いです。)
2) Appreciate
→「真価を認める / ~の良さが分かる」
人・物・場所などの価値や重要性を十分に理解をし、それを高く評価する意味として使うパターンです。例えば、ワインに精通している人であれば「I appreciate fine wine.(私は上質なワインの良さが分かります)」と言うことが出来ますが、ワインに興味のない人がどれだけ高級なワインを飲んでも“appreciate”することは出来ません。
・You have to make sure all of your employees feel appreciated.(全従業員が十分に評価されていると感じられるようにしなければいけません。)
・Sometimes you don’t appreciate what you have until it’s gone.(失うまでその有り難みが分からないこともある。)
3) Appreciate
→「(状況を)認識する・把握する・理解する」
周りの状況を把握し、その状況の重要度や深刻度をしっかりと理解する意味として使われるパターンです。特に自分の周りで起こっている問題の本質を十分に認識するニュアンスがあります。例えば「あなたはこの問題の深刻さを認識していないと思う」は「I don’t think you appreciate the seriousness of this problem.」と言います。
・As I grew older, I began to appreciate the hardships my parents had gone through.(大人になるにつれ、両親が大変な苦労をしてきたことを理解し始めた。)
・It seems like he doesn’t appreciate how sick his father is.(彼は、父親の病気の容態をちゃんとわかっていないようだ。)
4) Appreciate
→「価値が上がる / 値上がりする」
“Appreciate”は、株や不動産、珍品など一般的な資産の「価値が上がる」ことや「価格が高騰する」などの意味としてもよく用いられています。
✔︎新車のように、購入した瞬間に価値が下がることは“Depreciate”と言う。
・So far, my properties have been appreciating yearly.(今のところ、私の不動産物件は年々その価値が高まっています。)
・The value of cars immediately depreciates the moment you drive them off the lot.(購入した新車は、ディーラーの駐車場から出した瞬間にその車の価値は下がります。)
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