英語でやんわり否定したい時は「It’s not like」

普段会話をしていると、「~ってわけじゃないんだけど」や「~っぽくないよね」のように、完全否定ではなくやんわりと軽く否定をすることって結構ありますよね?そんな時に使えるのが、「It’s not like」です。今回は、ネイティブの会話で良く耳にする「It’s not like」を使った3つのフレーズをご紹介します。


1) It’s not like _____.
→「別に〜というわけではい」

この表現は「別に〜というわけではない」を意味し、日常会話で使われるカジュアルな表現です。「別に好きな・嫌いなわけではないけれど・・・」のように、微妙な気持ちを表したいときに使われます。

・It’s not like you’re busy. Help me out.(別に忙しいわけじゃないでしょ。手伝ってよ。)
・It’s not like I don’t like her. She’s nice but just not my type.(別に彼女が嫌いなわけじゃないんだ。いい人だけど、僕のタイプじゃないんだよ。)
・It’s not like I want to go but I have no choice.(別に行きたいわけじゃいないんだけど、行かないといけないんだよ。)

2) It’s not like someone
→「(人が)〜らしくない」

この表現は、「あなたらしくないね」や「ジョンさんらしくないね」のように、人の言動や行動が普段とは違う時に使われるフレーズです。例えば、友達の言動が普段と違うので、「あなたらしくないね」という場合は「It’s not like you.」、「〜するなんて君らしくないね」とより具体的に言う場合は「It’s not like you」の後に「to+動詞の原形」が続きます。

・It’s not like you to be late. Did something happen?(遅刻するなんて君らしくないね。何かあったの?)
・Did he really say that? It’s not like him.(彼がそんなこと言ったの?彼らしくないね。)
・It’s not like Jesse to be so negative.(あんなネガティブな発言するなんて、ジェシーらしくないね。)

3) It’s not like that
→「そんなんじゃない」

相手に誤解されたり、冷やかされたことに対して否定したり、相手の考えが間違っていると注意をするときに使われる決まり文句が、「It’s not like that!」です。例えば、同じクラスの子と付き合っているんじゃないかと友達から冷やかされた場合、「It’s not like that. We’re just friends.(そんなんじゃないよ!ただの友達だよ)」という具合に使われます。

・Trust me. It’s not like that.(信じてよ。本当にそんなんじゃないんだ。)
・Don’t get me wrong. It’s not like that.(誤解しないでくれ。そんなんじゃないんだ。)
・It’s not like that. You’re completely misunderstanding me.(そんなんじゃないんだ。完全に勘違いしているよ。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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