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Howdy Y’all !!!
文/山田由美(Text by Yumi Yamada)(テキサス州)
- 2018年8月8日
今年のダラスの夏は相変わらず猛暑真っ盛りで、日中は外に出るのも危険な感じです。連日110℉を超えていた週もあり、車に乗る前には長袖でカバーしておかないと日に当たっていたシートベルトのメタル部分で火傷してしまう程の暑さです。毎日暑いと思っていたら突然大雨になった日があり、被害が出た地域もありました。日本でも7月に西日本の豪雨災害があり、亡くなられた方、被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。
今年は毎日あまりにも暑いため、外出しないようにしたにもかかわらず、A/C ユニットが故障してしまい家にいられない。またはA/Cユニットが働いていても外気温が高すぎて室内が冷えない等のケースが続出しました。弊社の管理物件だけでなく、ほかの家でも故障をするA/Cユニットが多いようで、連日のようにエアコン会社の車が早朝から夜遅くまで走り回っているのを何台も見かけました。
A/Cユニットだけではなく、一軒家の方は夏場でも庭木に関しては気をつけなくてはなりません。あまりにも暑いと土が乾燥してしまい、十分な水分が庭木に行き渡らなくなります。その結果、大雨が降っていないにもかかわらず、突然木が折れてきたりします。
先日も家から20メートル以上離れていた距離にあったにもかかわらず、突然木が折れてきて屋根を直撃したケースがありました。屋根を直撃しただけではなく、家の中にまで枝がささってしまい、何カ所か壁も突き抜けました。家の中を修理する前に大きな枝等を屋根や屋根裏から取り除いたうえで、屋根が落ちてこないように足場を組むなど家の中の補強が必要となり、修理するのにかなり時間が掛かりました。
フロントヤード・バックヤードともに家の周りの木が大きくなってきた場合は、定期的なメンテナンスが必要です。もし家の周りの木が自宅敷地内に生えていない場合は、各CityやSubdivisionの管理会社に電話をして早めに剪定してもらう必要があります。
もちろん大雨が降り、大風が吹いた結果、庭の木が折れるケースもあります。前庭の木の背が高くなっているのに剪定をせず、今年の春のストームで片側の枝が折れてしまったお宅がありました。この夏の大雨と風に吹かれて反対側の枝が太い幹の付け根から折れて、家の前面を直撃! 窓も割れてしまい、大変なことになりました。
今、保険会社の査定をしてもらっていますが、こちらは木が不均等な形になっていた所に大雨で葉の表面に大量の水がたまり、風でゆすられた際に枝が重さに耐えられなくて折れたのです。写真を見ていただくと、かなりの量の葉が枝についているのが分かると思います。
家のメンテナンスは何事につけてもすべて早め早めに行っていただかないと、テキサスサイズの被害を受けてしまうことになります。お気を付けください。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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