新年の抱負〜本を読もう!〜

新年明けましておめでとうございます。また新しい年が始まりましたね。
ワーキングウーマンの皆さま、今年もまた、仕事・プライベートともに頑張っていきましょう!

さて、皆さまは、いわゆる「New Year’s Resolution(新年の抱負)」を毎年設定されていますか? 私はいつも年の初めに自分の抱負や目標を決め、それを印刷して職場の席に張るようにしています。いつでもすぐに見えるところに張っておくことで、年間を通して自分にリマインドできるので、とても重宝しています。

まだ今年の抱負を決めていない、という方はいらっしゃいますか? そういう方には、ぜひ「本を読む」ことをおすすめしたいと思います。実は、かく言う私もだいぶ読書から遠ざかっていたのですが、数年前にこの抱負を復活させました。久々に本を読んでみると、今まで気づかなかったメリットがたくさん! 今回は、そんな読書のメリットについてご紹介したいと思います。

私たちの言語の基本、日本語を再勉強できる

アメリカに住んでいると、得てして日本語がおろそかになりがちです。アメリカに住んでいる以上、英語をしっかり勉強しなければいけないのはもちろんですが、私は日本語の基礎があってこそと思っています。「日本語よりも英語の本を読む方が得意」という方もいらっしゃるかもしれませんが、ここではあえて日本語の本を読むことをおすすめします。プロが書いた文章を読むことで、日本語の言い回しや語彙などに関する知識が深まり、自分の文章力や表現力を培うことができますよ。

ときどき「アメリカに住んでいると日本語が苦手になっちゃって」と言われる方にお会いします。私もアメリカ生活が長いので、その気持ちもよく分かります。でも、だからこそ定期的に日本語の本を読み、母国語力を忘れないよう磨いておきたいものですね。海外生活を言い訳にしないようにしましょう!

知識が広がる

当然ですが、本を読むと新たな知識を手に入れることができます。今まで興味のなかったことにも目を向けるきっかけになりますし、同僚や上司との会話の内容に厚みを持たせることができます。相手にとってためになる知識をシェアできるようになると、一目置かれる存在になるかも?

最近は、本よりもネット上の記事を読む方が主流になっていると聞きます。確かにネットだと、ほしい情報がすぐに検索・閲覧できるので便利ですが、無意識的に自分の嗜好に偏った記事を選びがちです。また、記事の内容も、万人向けに広く浅く書かれていることが多いので、真の意味で知識を深めるのは難しいと言わざるを得ません。

一方で本は、ある題材に特化して具体的な説明があるだけでなく、自分が選ぶであろうコンテンツ以外のこともたくさん記述してあります。今まで知らなかったことを知ると、知的好奇心が刺激され、「おもしろい! もっと知りたい!」と思う方も多いのでは。

ぜひ本を通して知識を深め、今まで知らなかった世界へと足を踏み入れてみましょう。

日常生活のアプローチが変わる

読書を通して新たな知識を手に入れると、それまでの自分の考え方が変わることがあります。「新しい方法に挑戦してみよう!」と思えたら、しめたもの。ぜひ積極的に取り入れてみましょう。すぐにはうまくいかないかもしれませんが、急ぐ必要はありません。トライアルアンドエラーを繰り返しながら、ゆっくりと自分のものにしていきましょう。

自分の持つ知識が増えていくと、課題に立ち向かう対応力が養われていきます。突然の異動、社内のイザコザ、そりの合わない部下……。もうお手上げ!と嘆いておしまいにするのではなく、どうすれば現状突破できるのか? そんなヒントも、本から学べることがたくさんありますよ。

どうでしょう。本を読んでみたくなってきませんか?

「読書の時間なんてない」と言っている方、あなたは1日何時間スマホをいじっていますか?その時間を1時間だけでも削れば、あっという間に読書の時間ができますよ。

さあ、今年は読書を始めてみましょう!

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北村祐子 (Yuko Kitamura)

北村祐子 (Yuko Kitamura)

ライタープロフィール

在米23年。津田塾大学を卒業後に渡米し、ルイジアナ大学でMBAを取得後、テキサス州ダラスにある現在の会社で勤務すること20年目。ディレクターとして半導体関係の部品サプライチェーン業務に関わるかたわら、アメリカで働く日本人女性を応援しようと日々模索中。モットーは、「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」。

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