アメリカ人が失敗する新年の抱負を英語で

新年ということで、今回のコラムではアメリカ人に最も人気な新年の抱負TOP10をご紹介します。日本と同じような抱負もあればアメリカ独特なものもあり、表現だけでなくちょっとした文化の違いを感じることができるかと思います。


No.10 Break a bad habit
→「悪い癖を治す」

日本語では「癖を直す」と表現しますが、英語では「Break(やめる)」という言葉をつかって「Break a bad habit(悪い癖をやめる)」を意味を表します。その他、“Get rid of a bad habit”や“Kick a bad habit”も同じ意味合いで使われます。

・I’m going to break my bad habit of being late.(遅れる悪い癖を直します。)
・What are some of my bad habits? I want to get rid of them this year.(私の悪い癖はなんですか?今年はその悪い癖を直したいです。)
・He finally kicked the habit of biting his nails.(彼はやっと爪を噛む悪い癖を直しました。)

No.9 Learn something new
→「何か新しいことを学ぶ」

新しい言語を学んだり新しい趣味を探したり、今までやってない事を身に付けることを表します。新しい趣味を始めることを“Take up a new hobby”とも表します。

・Every year my goal is to learn something new.(何か新しいことを学ぶことが毎年の目標です。)
・I’m going to learn something new about my profession.(自分の職業について何か新しいことを学びます。)
・The key to success is to always learn something new.(何か新しいことを学ぶことが成功の秘訣です。)

No.8 Cut down on smoking
→「タバコの量を減らす」

会話なかで「◯◯の量を減らす」と言う場合は“Cut down on”もしくは“Cut back on”がよく使われます。“Reduce”は間違いではないですが、日常会話では“Cut down on / Cut back on”が一般的です。思い切ってタバコを止めるはシンプルに“Quit smoking”を使いましょう。

・I’m going to try and cut down on coffee this year.(今年はコーヒーを飲む量を減らします。)
・I think you should cut back on drinking.(お酒の量を減らしたほうがいいと思います。)
・It’s time to quit smoking.(そろそろタバコをやめないといけません。)

No.7 Go back to school
→「再び学校に戻る」

MBAや修士号を取得するために大学院に通ったり、あるスキルを得るために大学や専門学校に戻ることを“Go back to school”と表します。学生が学校に戻ることも意味しますが、基本的に社会人がスキルアップのために学校に戻ることを指します。

・I’m going to go back to school and earn my MBA.(MBAを取得するために学校に戻ります。)
・Lisa decided to go back to school.(リサさんは学校に再び戻ることに決めました。)
・Do you think it’s too late to go back to school.(大学に戻るのはもう遅いかな?)

No.6 Get out of debt
→「借金から抜け出す」

クレジットカードや学生ローンの返済など、借金を全て返済することを英語で“Get out of debt”と表します。その他、“Pay off _____(◯◯を完済する)”も同じ意味で使われます。

・This year I have to save money and get out of debt.(今年は貯金をして、借金から抜け出さないといけません。)
・I finally paid off my student loans.(やっと学生ローンを完済しました。)
・I’m going to pay off my credit cards and get out of debt.(クレジットカードの支払いを完済して借金から抜け出します。)

No.5 Stay in touch with family & friends
→「家族・友達と連絡を取り合う」

“Stay in touch”は人との連絡を絶やさず保つことを表すフレーズです。仕事などで忙しく友達や家族と連絡が取れないので、大事な人ともっと連絡を取り合いたいといった抱負になります。“Spend more time with family and friends(家族や友達ともっと時間を過ごす)”も代わりに使えるフレーズです。

・No matter how busy I get, I’m going to stay in touch with my family.(どれだけ忙しくなっても、家族と連絡を取り合います。)
・It’s important to spend time with your loved ones.(自分にとって大事な人と時間を過ごすことが大事です。)
・Let’s make sure to stay in touch this year.(今年はちゃんと連絡を取り合いましょうね。)

No.4 Take a trip
→「旅行する」

旅行は“Vacation”や“Travel”など様々な言い方がありますが、日常会話でよく使われる言葉は“Trip”になります。他にも同じ意味で“Go on a trip”も使われます。

・Let’s take a trip this year.(今年は旅行をしましょう。)
・We should take a trip to Australia this summer.(この夏オーストラリアに旅行しましょう。)
・I’m going on at least three trips this year.(今年は最低でも3回は旅行します。)

No.3 Eat better
→「バランスのとれた食事を取る」

ハンバーガーや揚げ物、ファストフードなど体に良くない食べ物や外食を減らし、健康に良い食事をすることを“Eat better”と表現します。その他、食べ物に限らず全体的に健康になることを“Get healthier”と表します。

・My goal is to eat better this year.(今年の目標はバランスのとれた食事を取ることです。)
・I need to cut down on fast food and eat better.(ファストーフードを減らし、健康に良い食事をしないといけません。)
・I’m going to exercise, eat better and get healthier.(運動をしてバランスのとれた食事をし、全体的にもっと健康になります。)

No.2 Slim down
→「痩せる」

毎年1位の抱負は「痩せる」ことです。痩せるは“Lose weight”と表現をすることもできます。また、数キロ(数パウンド)減らすは“Drop a few kilos/pounds”と表します。

・My New Year’s resolution is to slim down.(私の抱負は痩せることです。)
・I want to lose weight this year.(今年は体重を減らしたいです。)
・Peter said he’s going to drop a few kilos this month.(ピーターは今月、数キロ痩せると言っていました。)

No.1 Get fit
→「健康になる」

“Get fit”は健康な食事だけではなく、ランニングや筋トレなど運動をして体を鍛えることによる健康を表します。また、運動をして体重を減らすニュアンスも含まれます。その他、“Get in shape”も同じ意味合いで使われる口語的なフレーズです。

・I’m going to run three times a week and get fit.(週3回ランニングをして、健康になります。)
・You look like you really got fit. Have you been exercising?(いい体つきをしているね。最近運動しているの?)
・I need to get in shape. I gained 5 kilos last month.(運動して健康にならないと。先月5キロ増えました。)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

この著者への感想・コメントはこちらから

Name / お名前*

Email*

Comment / 本文

この著者の最新の記事

関連記事

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 2024年10月4日

    大谷翔平選手の挑戦
    メジャーリーグ、野球ボール 8月23日、ロサンゼルスのドジャース球場は熱狂に包まれた。5万人...
  2. カナダのノバスコシア州に位置する「ジョギンズの化石崖群」には、約3 億5,000 万年前...
  3. 世界のゼロ・ウェイスト 私たち人類が一つしかないこの地球で安定して暮らし続けていくた...
  4. 2024年8月12日

    異文化同居
    Pepper ニューヨーク同様に、ここロサンゼルスも移民が人口の高い割合を占めているだろうと...
  5. 2024年6月14日、ニナが通うUCの卒業式が開催された。ニナは高校の頃の友人数名との旅行...
  6. ラブラドール半島のベルアイル海峡沿岸に位置するレッドベイには、16世紀に繁栄したバスク人による捕鯨...
  7. フェムケアの最新事情 Femcare(フェムケア)とは「Feminine」と「Car...
  8. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
ページ上部へ戻る