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Howdy Y’all !!!
文/山田由美(Text by Yumi Yamada)(テキサス州)
- 2020年5月18日
皆様、無事に過ごしていらっしゃいますか? 日々外の景色を見ていると木々の緑が濃くなっていき、季節は着実に夏に向かっているんだなと感じます。
2020年3月23日(月)からSTAY HOMEとなっているダラスエリアですが、5月1日(金)からPhase 1としてレストランの営業を始めています。従業員を含めない、カスタマー総数が全席数の25%という条件付きです。Phase 2のビジネスとして、ヘアサロン、ネイルサロンは5月8日(金)からオープンとなりました。こちらもレストランと同じく店内にいるカスタマーは全席数の25%以内という条件ですが、営業を再開したのは嬉しいニュースです。Barはまだ空いていませんが、Golf Courseはプレイできます。ドクターオフィスも通常のチェックアップ等の検査を再開し始めました。
スーパーマーケット内だけではなく、「人と接する時はソーシャルディスタンスとして6フィート離れてください」と張り紙がしてあります。商品の通路も一方通行にして、お互いが接触しないように気を付けています。アジア系のスーパーマーケットは入口に人がいて、マスクをしていない方は入店禁止。その場でマスクを購入するか、出直してくるかになっています。もちろんほとんどの方たちはマスクをしていますが、先日オーガニック商品の多いスーパーに行った際に、マスク無しの人の比率が高くてびっくりしました。マスクは自分を守るためよりも自分のセキで他人を感染させないようにする意図が高いので、お互いを守るために必要です。マスクをしていない人は、自分が守られていることに気が付いているのでしょうか? 何だか釈然としないまま買い物もせず急いで店を出てきました。
STAY HOMEの状況が8週間近くとなり、その間、外出やオフィスに通勤することもなく、ガソリンの需要も低くなっていました。結果、ガソリン料金はぐっと下がり、かなり田舎ですが1ガロン70セント!になったところがあったようです。その後、外出禁止令が少し緩和されてオフィスに行く人等も多少は増えました。結果、ガソリン代が1ガロン$1.45~1.55に戻り始めました。状況が落ち着いたらガソリン代はいくらくらいになるのか想像できませんが、あまりの急落に経済はどうなってしまうのか心配ばかりが先立ってしまいます。
Essential Businessの中でもトップクラスに忙しいのが、医療従事者の方たちです。ご自身のコロナウィルスへの感染確率が高いにも関わらず、毎日検査や診察、入院患者の対応に追われています。そこで少しでも応援しようと、私自身がかかっているホームドクターオフィス、歯科医オフィス、小児科オフィスにランチをお届けすることにしました。実際に自分がお届けするのではなく、先方に希望を聞きランチを発注。各レストラン・ファーストフード店がお届けしてくれます。レストラン側にも収入が入りますし、ドクター・ナースたちにも私たちがサポートしている気持ちを分かってもらえます。毎日患者さんを診察するだけでなく、コロナウィルス対策や検査等に追われて大変なプレッシャーだと思いますが、誰かがサポートしたいと思っていると感じてくれて、それが励みになれば応援するほうも嬉しいです。実際に各ドクターオフィスは非常に喜んでくれました。
ドクターオフィスの写真とサンキューレター
ほかにもYouTubeやFBで応援コメントを送ることもできます。ワクチンができていない今、将来どうなるかが分からず誰もが不安です。でも、誰かのために自分も何かすることができます。“明けない夜は無い”といいます。今の状況を乗り越えた時に、次に自分は何をしていくかを考える時期なのだと捉えてみるのもいいかもしれません。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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