【ニューヨーク不動産最前線】
夏の家電トラブルは厄介!

レイバーデイが終わって暦の上では秋となりました。今年のニューヨークの夏は例年より涼しい日が多く、30度を超えるような真夏日は少なかったので、個人的には夏が終わったというか、夏があったという実感がありません。蒸し風呂のような湿気はもちろん嫌ですが、私は暑い暑いと言いながら外でアイスクリームを食べたりするのがわりと好きです。

夏の暑さをエンジョイするかどうかは個人的な話ですが、アパートに関して言えば良いことはまったくありません。暑い日が続くと至る所でエアコンと冷蔵庫の不具合が続出します。古いビルだけでなく、新築のビルでも(それも高級物件でも)関係なく不具合続出です。もうこれはニューヨーカーの間では夏の恒例となっています。ある程度の規模のコンドミニアムやコープには専属のハンディマンが常駐していますが、たいていの場合エアコンと冷蔵庫はハンディマンの手に負えず、それぞれの専門の業者を呼ぶというパターンになります。そのためこの時期のエアコンと冷蔵庫の業者は大忙しで悲鳴をあげています。

業者も大変ですが頼むほうはもっと大変です。業者に修理を頼もうと思っても、まず連絡がつきません。やっと連絡がついても、見に来てくれるのが1週間、2週間、3週間先となってしまいます。遂に、部屋に来てくれたと喜んでもまだ先は長いのです。すぐにその場で直ることはまれで、部品の在庫を調べて、在庫が無ければオーダーとなりさらに待たされます。直らないと分かった場合、もしくは修理代がとても高いと分かった場合は新品への買い替えとなります。残念ながら、ニューヨークのアパートで夏にエアコンや冷蔵庫の不具合が発生したら、夏が終わる頃までに直ればいいかというおおらかな気持ちでいることをおすすめします。

最近の新築のコンドミニアムには、キッチン家電や洗濯・乾燥機にMiele、Viking、Wolf、Boschなどといったきらびやかな高級メーカー(それも外国製)のアプライアンスが付いています。このようなメーカーで揃えられたキッチンは高級感溢れておしゃれなのですが、いざ修理が必要となった時に要注意です。外国製の場合は特に部品がない、対応できる業者が少ないということもあり、通常より修理に時間がかかります。もちろん高級品の場合は修理のお金も高いです。もしキッチン家電を買い換えようと考えておられる方であまり自分は気が長くないほうだと思われる方は、汎用性のあるメーカーが断然おすすめです。

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柏原知子 (Tomoko Kashihara)

柏原知子 (Tomoko Kashihara)

ライタープロフィール

大阪女子大学(現:大阪府立大学)卒業後、CBRE Japanに入社。東京で外資系企業のオフィス移転を担当する商業不動産ブローカーとして働いた後、ニューヨーク勤務を機に住宅ブローカーに転向。1999年より住友不動産販売NYで活躍した後、2021年に米系大手Compassに移籍。趣味は旅行、クルーズ、トレッキングとイタリア語。

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