動物好きのサラは、非営利の動物愛護団体に勤務し、日夜、動物虐待などの調査に燃えていた。そんな彼女に新たな使命が下る。それは、代々、猟犬のブリーダーをしているダニエル・ホロウェイの動物虐待の証拠を手に入れ、ホロウェイ家の事業を壊滅させるというものだった。獣医学生のインターンと偽ってホロウェイ家に潜入した彼女は、早速調査を開始するのだが……。
ヒロインの場違いなファッションと厚化粧、そして、カメラワークと照明のひどさに仰天してしまった本作。演出もイマイチで、脇を固めるベテラン俳優陣(映画「Back to the Future」のリア・トンプソン、TV「Dexter」のジェームズ・レマーなど)の味が生かされていなかった。事実に基づくストーリーで、慈善団体と寄付者に注意を呼びかけるという社会派なネタなのに、青春映画とのミックスをうまく昇華できていなかったのも残念な点だ。
全体的に昼メロを見ているような印象だったが、後半、サラが反撃に出る展開は楽しめた。
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