「いいな、うらやましい」は「I envy you」で正しいの?
- 2016年10月17日
「いいな、羨ましい」を英語で「I envy you」と使っていませんか?これは決して間違いではありませんが、アメリカ、特にロサンゼルスでは日常会話で「うらやましい〜」を「I envy you」とはあまり言わず、ネイティブが聞くとちょっと不自然にも聞こえます。今回は相手に良いことがあった時にポジティブな意味として使う「羨ましい」のナチュラルな英語をご紹介します。
1) I’m (so) jealous
→「いいな、うらやましい」
「いいな〜」や「うらやましい」を英語で表すには“Jealous”を使うのが最もナチュラルな言い方です。辞書や学校の教材などでは「Jealous」=「嫉妬深い・焼きもち・妬ましい」など、ネガティブな表現で解説されることが多いかと思います。人の性格を表すときや状況・使い方によってはそれらを意味しますが、一般的に日常会話では相手に良いことがあった時に言う「I’m (so) jealous」はネガティブな意味合いは全くありません。相手の良いニュースに対して使う「Jealous」は「いいな、うらやましい」とポジティブな意味を持ちます。
✔「so」は強調する時に使われ、日常会話でもよく一緒に使われています。
・I’m so jealous!(いいな、羨ましい!)
・You’re going to Hawaii next month? I’m jealous!(来月ハワイに行くの?いいな、羨ましい!)
「嫉妬」として使う場合
・They are just jealous because you are so successful.(彼らは君の成功に嫉妬しているだけだよ)
・He’s a jealous boyfriend.(彼は嫉妬深い彼氏です)
2) You’re so lucky!
→「いいな、あなたはとてもラッキーだ」
英語では相手に良いことがあった時にこのフレーズ「ラッキーだね」とか「それは良かったね」とよく言います。但し、仕事で昇進した時や、努力が実った出来事に対して使うのは避けましょう。「あなたは運が良かった」と解釈されるので褒め言葉にはなりません。この場合は「I’m happy for you / I’m proud of you」を使いましょう。
✔一言「よかったね」と言った後に続けて上記フレーズ「I’m so jealous」とよく言います。
その他「You’re so lucky」の代わりに使えるフレーズ:
● Lucky you!
● That’s awesome!
● That’s great (news)!
・You won a brand-new iPad? That’s awesome. I’m so jealous!(新しいiPadが当たったの?よかったね、羨ましいよ!)
・Congratulations on your promotions. I’m so proud of you.(昇進おめでとうございます。私もとても嬉しいです)
3) I envy you
→「羨ましいです」
このフレーズは「Jealous」と意味、使い方、ニュアンスはほぼ同じですが、日常会話では「Envy」より「Jealous」のほうが多く使われます。「Envy」は「相手が持っているものを欲しがる」意味が強い反面、「Jealous」は「誰かを失う恐れがある」ニュアンスの違いがあります。
・You’re so lucky you live by the beach. I envy you.(いいな、海の近くに住んでて。羨ましい)
・You get to work from home? I envy you.(家で仕事ができるの。羨ましいな〜)
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