日本から帰国して20時間後の午後4時半からの試写だったので、「ちょっとでもつまらないと爆睡してしまうのは確実」と思いながら臨んだ(西海岸だと午後4時頃から時差ボケの睡魔との戦いが始まる)。
結果は……、退屈にさせる瞬間はほとんどないばかりか、爆笑シーンや程よいハラハラの連続で、観終わった後、体が軽くなった気がした。
欧米では、赤ちゃんを運んでくる鳥として親しまれているコウノトリ。そのアイデアをベースにした本作。登場キャラの鳥には歯があり、オオカミの突拍子もない非現実なスキル(一見の価値あり!)に大爆笑するが、そもそも赤ちゃんを鳥が運ぶという考え自体がファンタジーなので、どんな非現実ネタも許せてしまう。差別や効率優先など、現代社会への糾弾をさらりと入れ込んでいるところも憎い。地味なネタと声優陣ながら、予想以上に楽しめた1本だった。
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