英語で丁寧な断り方ができていますか?
- 2017年2月17日
友達や同僚から食事などに誘われた時に、どのように断るべきか迷った事はありませんか?今回のコラムでは、ストレートな断り方、遠回しの断り方、フォーマルな断り方、それぞれの状況に適した表現方法をご紹介します。シチュエーションに応じた上手な断り方を身につけましょう。
ストレートに断る
アメリカでは、仲の良い友達や同僚、家族の場合は率直な返事をするのが一般的です。特にカジュアルな食事など、それほど重要なイベントでないときはストレートに「行けません」と断った方がいいでしょう。
1) Sorry, I can’t make it
→「すみません、行けません」
「Make it」は以前の動画コラムでも紹介しましたが、「都合がつかない」ことを表します。誘いを断る時によく使われるフレーズです。
✔ 「I can’t make it」だけですと、ちょっとストレートすぎるので「(I’m) sorry」の一言を最初に加えましょう。
✔ 「I can’t make it」の後に「I’m busy tonight.(今夜は忙しいので)」のような簡単な一言でもいいので、なぜ参加できないのか理由を加えましょう。
✔ 「I can’t go」でもオッケーです。
B: Sorry, I can’t make it tonight. I’m working late.(すみません、今夜は遅くまで仕事をしているので行けません)
A: We’re going to the beach this Saturday. Do you want come?(今週の土曜日に海に行くんだけど来る?)
B: Sorry I don’t think I can make it. I’m going to my son’s baseball game.(すみません、息子の野球の試合に行くので行けません)
2) (I think) I’ll pass
→「遠慮しておきます」
この表現は日本語で言う「遠慮をする」「やめておく」を表すフレーズです。特に何か予定が入っているわけではないけど、なんとなくその気になれない・・・なんて場合に、丁重に断る便利な言い方です。
✔ 「今回はやめておきます」→「(I think)I’ll pass this time」
✔ 「(I think)I’ll pass」の後に「行きたくない」理由を一言加えるといいでしょう。
B: I think I’ll pass. I’m pretty tired.(ちょっと疲れているので遠慮しておきます)
A: We’re going to the summer festival tomorrow. Do you want to join us?(明日夏祭りに行きますが、一緒に来ますか?)
B: I think I’ll pass this time. I have to wake up early tomorrow.(明日、早く起きないと行けないのでやめておきます)
遠回し/丁寧に断る
会社の上司からの誘いや、大きなイベントの誘いを断る場合に使える丁寧な表現方法。相手を気遣い、やんわりと断る言い方です。
1)(I’m)Sorry I’m afraid I can’t
→「残念ながら行けません」
「I’m afraid I can’t」は丁寧な断り方の定番フレーズです。せっかく誘ってもらったのに行けなくて「残念」や「申し訳ない」などの気持ちを表します。
✔ 「I’m afraid I can’t go」/「I’m afraid I can’t make it」でもオッケーです。
✔ 誘い事に限らず依頼などを丁寧に断る時にも使えます。「I’m afraid I can’t」の後に適切な動詞を入れましょう。行けない理由を伝えましょう。
B: Sorry I’m afraid I can’t. I’ll be on a business trip.(その日は出張で残念ながら行けそうにありません)
A: Can you come to my performance tonight?(今夜私のパフォーマンスをみに来れますか?)
B: I’m sorry, I’m afraid I can’t make it. I have to take my friend to the airport.(今夜は友達を空港に連れて行かないといけないので、残念ながら行けそうにないです)
2)I’d love to _____ but _____
→「そうしたいの山々ですが」
相手の誘いに対し「本当は行きたいのですが/そうしたいのですが」のように断らざる終えない場合に使うフレーズです。「I’d love to」の後は“go(行く)”や“join(参加)”など適切な動詞をいれ、“but”の後は理由を加えます。
✔ 「行きたいのは山々なのですが」→「I’d love to go but _____」
✔ 「参加したいので山々なのですが」→「I’d love to join but _____」
✔ シンプルに「I’d love to but I can’t(そうしたいですが残念ながら無理です)」とも言えます。
B: I’d love to go but I’m a little tight on money right now.(行きたいのは山々なんですが、今は予算がちょっときついです)
A: Why don’t you stay for some coffee?(コーヒーを飲んで行きませんか?)
B: I’d love to stay and chat a little more but I have to get going.(もう少しお邪魔してお話もしたいのですが、そろそろ行かないといけません)
フォーマルな断り方
面接やミーティングなどビジネスシーンにおいて使えるフォーマルな断り方です。
1) Due to a prior commitment
→「先約があるので(行けません)」
このフレーズは、ミーティングや面接、会社のイベントなどを断る時に使われるとてもフォーマルでプロフェッショナルな断り方です。会話、メール、招待状など様々な場面で使われる決まり文句です。
✔ 文頭または文末で使われます。
✔ “Unfortunately(残念ながら)”を文頭に加える事によってより丁寧になります。
・Unfortunately, I will be unable to attend the conference due to a prior commitment.(先約があるため、会議に出席できません)
・Due to a prior commitment, I cannot join the seminar on Friday.(先約があるため、金曜日のセミナーに参加できません)
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