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厳選された至上のレストラン第1回
〜Chaya Downtown〜
- 2017年3月17日
日本からの食材を積極的に使っているお店を応援しようという趣旨のもと、
アメリカ国内の様々なレストランを紹介していく。
Chaya Downtownとは
創業が江戸時代中期という葉山の日陰茶屋、その姉妹店がロサンゼルスに2か所とサンフランシスコにある。日本では、懐石以外でもフレンチや洋菓子などいくつか業態を変えて展開している。日本の本店は、ミシュランの常連と言う説明をすれば、クラスを知るにはとても分かり良い。Chaya Downtown は、ロサンゼルスのほぼ中心のビジネス街に位置し、流行に流された造りとは一線を画した少し重厚な雰囲気と暖かい趣きを感じるお店である。場所柄ネクタイ族の利用も多いが、それのみならずお洒落な男女がそれとなく集まっている。そこで日本から直送の季節の素材を使った絶品料理や、厳選された究極の日本酒が振る舞われている。
Eシェフの井上氏
この店のエグゼクティブシェフは、日本を代表する熊谷喜八シェフの下で修行してきたJoji井上氏である。米系メディアからの取材などで注目されている日本人シェフで、着実にセレブシェフの道を歩んでいる。私はこの店に行く時は、シェフの井上氏にお任せをお願いする事にしている。なにしろ選択肢があり過ぎて、決断力のない自分ではうまく決められない。いつだったかメニューを散々眺めた後、結局は「おまかせで!」とお願いしてしまった事がある。その時以来、シェフのお任せが、最高の選択肢と悟ったのである。
食材
扱う食材は、日本からの食材も多いが世界の厳選された食材を使っている。 野菜は、地元サンタモニカのファーマーズマーケットで新鮮なものを調達しているし、魚介類などは、築地はもちろん、富山や福岡長浜魚市場であがったばかりの魚を直接送ってもらっている。お肉は、宮崎や鹿児島などA5クラス(最上級のランク付け)の和牛や、季節によっては鹿肉なども楽しめる。期間限定のスペシャルでは、ふぐのコースもあるそうだ。
この店の目玉の一つは、シェフ自慢の海鮮バー。新鮮な魚や蟹、ロブスター、牡蠣など季節の貝類を豪快にディスプレイ!選んだ魚を、カルパッチョや刺身やアクアパッツァなどにお好みで調理してくれるシェフの海鮮スペシャル。シェフのお任せにしてしまうと、井上氏の斬新なアイデアの美しいフードがでてきて、驚きの中に間違って深い森に迷い込んでしまった気持ちになる。
そのまま更に突き進むと、懐かしさと新しい発見などを繰り返しながら最後のお好みのメインコースと出会う事になる。一貫として日本の味覚に合うやさしさを保ちながら、それはとても洗練されていて井上氏の浪漫がとても素敵な時間を演出してくれる。最後のデザートは、まさにヴィジョアル系である。盛り付けや器一つをとっても、単にアートしているという言葉で済ませられないほど、その美しさが圧倒してくる。
足を運ばれる際は
自分のご褒美で、偶にはパートナーとこんな贅沢も良いかなって思う。何かの特別な日や会食、デートでも、おもてなしをする場面で使われたらとっても宜しいと思う。是非幸せな時間を満喫して頂きたい。このコラムを読んで行かれる方は、是非シェフの井上氏にその旨お伝え頂きたい。
Chaya Downtown
日本食材サポーター店
■ 住所:525 S. Flower Street Los Angeles, CA 90071
■ 電話:213-236-9577
■ホームページ: www.thechaya.com
シェフのスペシャルについては、3日前までに予約が必要
日本食材サポーター店認定制度
日本農林水産省が定める制度で、日本産の食材や酒類を積極的に使用し魅力を伝えているお店を日本食材サポーター店として応援する制度が米国でも始まりました。日本産食材の輸出を促進する事で、日本の生産者や食品事業者を支援していくものです。今後もこのコラムで、日本産食材を取り扱うお店やレストランをご紹介していきます。対象は全米の食品小売店と飲食店です。ご推薦のお店やレストランがございましたら、是非ご連絡お願い致します。
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