DAY 2
ハバナ旧市街を観光
観光初日はキューバの首都ハバナ。1800年代に建てられた豪華なスペイン・コロニアル調の建物が立ち並ぶ旧市街は、色鮮やかなクラシックカーが次々と走り抜け、映画の中に入り込んでしまったような錯覚を覚えるほど。
オンリーワントラベルの日本人ガイドともこさんに世界遺産のハバナ旧市街を案内してもらった。
●セントラル広場
Parque Central
広場の中央に立つ像はホセ・マルティ。キューバの誰もが尊敬する人物で、先日逝去したカストロの墓もマルティの横に建てられた。
●旧国会議事堂
Capitolio Nacional
一際目を引く立派な建物は、旧国会議事堂。どこか見覚えのある形ではないだろうか。
そう、ホワイトハウスを真似て1929 年に建設されたもので、当時のキューバの経済力を象徴するものでもある。また、米国よりも力があることを示すためにホワイトハウスより若干高く、幅広く作られたそうだ。
●オビスポ通り
Calle Obispo
旧市街地のメインストリート。街を歩いていると、至る所に「革命/Revolucion」の文字を見かける。キューバ革命から約60年経った今でも、革命で勝ち取った勝利を忘れないという強い思いが伝わってくる。 日本では東京タワーが完成し、まさに高度経済成長の真っ只中だった1950年代から、キューバの時計は止まっているのだ。
ちなみに写真は 古本屋で発見した1950年代のタイプライター。キューバでは現役で、役所でも書類作成に使用しているとのこと。車も建物も家電も、古いものを直して使い続ける姿勢には感心させられる。
●ホテル・アンボス・ムンドス
Hotel Ambos Mundos
キューバをこよなく愛し、20年もの間この地で過ごしたアーネスト・ヘミングウェイが定宿としていたホテル。彼がここを利用したのは1930年代で、その後、60年代までは郊外の別荘で暮らしていた。ヘミングウェイがキューバを去った理由には様々な噂があるが、社会主義が合わなかったため国を出たという説が有力。かの有名な「老人と海」のモデルとなった漁師の写真も飾ってある。
●革命広場
Plaza de la Revolucion
新市街地の中心にあるのがこの革命広場。5月1日のメーデーなどに国家評議会議長の演説が行われる場所で、数十万の市民によって埋め尽くされる。広場を囲むように省庁が立ち並び、現在でも行政の中心地となっている。左からチェ・ゲバラの肖像、右がカミーロ・シエンフエゴスの肖像。ゲバラの肖像があるのは内務省。カミーロは情報通信省。
●マレコン通り
Avenida de Malecón
海沿いのマレコン通りをカリブの風を全身で感じながら走ると、次から次へとカラフルなクラシックカーが横を走りすぎていく。今思い出してもワクワクするような、最高のドライブだった。
●フロリディータ
Floridita
ホテル・アンボス・ムンドスから徒歩5分ほどのところにあるヘミングウェイが通っていたバー。店内では生演奏が行われている、ダイキリの名店だ。
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