ネイティブが「Goodbye」の代わりによく言う定番フレーズ

友達との別れ際の挨拶といえば「Goodbye」や「Bye」が定番かと思います。しかし、毎回毎回同じ表現をすることに飽きてきた方も少なくないでしょう。そこで今回は、「Bye」と同じ意味としてネイティブがよく口にする定番フレーズ5つをご紹介します。どれも簡単な言い回しなので、ぜひ使ってみてください!


1) Have a good one!
→「良い1日を!」

「Have a good one」は「Have a nice day」と同じ意味ですが、非常にフレンドリーでカジュアルな響きがあります。「Have a good morning/afternoon/evening/weekend.」と同様に、別れ際に使える便利なフレーズです。友達に限らず他人に対しても使うことができ、アメリカでは頻繁に耳にする挨拶表現です。

✔︎フォーマルな場で使ってもOK。

・Have a good one! See you tomorrow!(良い1日を!また明日ね!)
・See you later! Have a good one!(じゃあね!良い1日を!)
・Have a good one, Mike! See you on Monday.(マイクさん、良い週末を!また月曜日ね。)

2) Enjoy the rest of your day!
→「残りの1日を楽しんでください」

この表現は「残りの今日1日を楽しんでください」という意味合いが込められた、とてもポジティブで明るい挨拶の仕方です。“Day”の箇所は“evening/night”、“week”、“weekend”などに置き換えることも出来ます。

✔︎「Enjoy the rest of “the” _____!」と表現することもできるが、”your”の方が自然な響きがある。
✔︎“I hope”を文頭に加え、「I hope you enjoy the rest of your _____!」と言うのも自然。
✔︎その他、「Enjoy the rest of your trip!(残りの旅行を楽しんでください!)」や「Enjoy the rest of your stay!(残りの滞在を楽しんでください)」、「Enjoy the rest of your vacation.(残りの休暇を楽しんでください)」などと表現することもよくある。

・I’ve got to get going. Enjoy the rest of your night!(そろそろ行かないと。残りの夜を楽しんでね。)
・All right, Matt. I’ll let you go. Enjoy the rest of your weekend.(じゃあ、この辺で。残りの週末を楽しんでね。)
・I hope you enjoy the rest of your trip!(残りの旅行を楽しんでください!)

3) Catch you later!
→「じゃあ、また後でね!」

「See you later」と同じ意味合いですが、「Catch you later」の方がより口語的でカジュアルな言い方です。より砕いた(短縮した)言い方として「Later」もしくは「Late」がありますが、これはどちらかというと若者の間で使われる言い方になります。

✔︎電話やメールで使ってもOK。
✔︎「I’ll catch you later」とも表現する。
✔︎「また、後で話しましょう」と言いたいなら「Talk to you later」。

・Catch you later! Have a good one!(じゃあ、また後でね!良い1日を!)
・Later, bro. Enjoy the rest of your week.(じゃあまたな。残りの一週間を楽しんで。)
・I’ve got to run. Talk to you later.(もう行かないきゃ。また後で話そう。)

4) Take care!
→「元気でね・気をつけて・お大事に」

これから出張や旅行へ行く人、または当分会わなくなる人との別れ際によく用いられる表現で、日本語の「気をつけて行ってらっしゃい」や「元気でね」に相当します。ポイントは、今後しばらく会わない相手に使うことなので、毎日顔を合わす人に対して使うのはちょっと不自然です。また、病気や怪我をしている人、体調不良の人に「無理しないでください」「お大事に」の意味合いを込めて使うことも一般的です。

✔︎「Take care of yourself」とも表現できるが、その場合、相手のことを気に掛けたり、心配している意味合いが強い。

・Have a safe flight to New York! Take care!(気をつけてニューヨークに行ってきてね。)
・I’m going to miss you man! Take care.([会えなくなるから]寂しくなるな。元気でね。)
・I hope you get better soon. Take care.(早く風邪が治るといいですね。お大事に。)

5) Take it easy!
→「気楽にね!じゃあね!」

この表現は「無理をしないでね」や「気楽にね」などのニュアンスとして使われるのが一般的ですが、同僚や友達同士にカジュアルな(別れ際の)挨拶としても使うこともしばしばあります。「頑張り過ぎないでリラックスをするように、じゃあね!」といった具合に、「Bye」の意味も含めた表現として使うことができます。

✔︎Hapa英会話のPodcastやYouTubeを利用したことがある人だったら、私が「Take it easy! Peace!」と最後に言っているのを聞いたことがあるかと。「Peace」も「Take it easy」と同様、「bye」の口語的な言い方として使っています。

・Enjoy the rest of your day! Take it easy!(残りの1日を楽しんでね。じゃあね!)
・Have an awesome weekend. Take it easy!(最高の週末を過ごしてね!じゃあね!)
・Call me when you finish work tonight. Take it easy!(今夜、仕事が終わったら連絡してね。じゃあね。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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