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Hakuhodo USA / Marty Kitazawa氏
アメリカのビジネスは、今
- 2018年7月24日
今、アメリカのビジネスシーンはどうなっているのだろう?
困難をどう乗り越えたのか。成功の鍵はどこにあるのか。
キーパーソンに、アメリカでのビジネスのヒントを聞いた。
化粧筆を手がけるHakuhodo USAのMarty Kitazawa氏に話を聞いた。
ビジネス内容
弊社は化粧筆、書道筆、画筆、面相筆などの開発と生産をしており、日本では13店舗で自社ブランド製品の販売を行っています。自社ブランドの製造販売に加え、OEMも手がけており、Hakuhodo USAはアメリカやその他海外の窓口となり事業を進めています。
アメリカへの進出
1995年にカナダの化粧品会社とのOEM契約を機に、1996年にビバリーヒルズに直営店を開設。1998年に一旦徹底し、2003年にカリフォルニア州トーランス市で営業所兼店舗として改めてアメリカでのビジネスをスタートしました。
米国では約500アイテムを販売しおり、オンライン販売がメインとなっています。また、IMATS (Interenational Makeup Artist Trade Show)やThe Make-up Showといった、メイクアップに特化したトレードショーにも毎年出店し、商品に実際に触れて頂く機会を設けると同時に、多様化するニーズに答えるため新製品への反応や現地市場の調査も行っております。
弊社のお客様は7割が一般の方、3割がプロフェッショナルな方です。弊社は大々的な広告宣伝を行っておりませんが、ブロガーやYoutuberの方々のSNSを通じて口コミで広まり、一般の皆様に多くご利用いただいております。ご自身で実際にお金を払って買って頂いた商品をシビアに評価していただいたレビューが世の中に出回ることで、本当に良い商品だということをご理解いただけていると思います。
日米のビシネスの違い
人種によって、顔の輪郭や彫り(ホリ)の深さ、肌の質や色が異なる為、必要な筆の性質や形状も多岐に渡ります。SNSを通じて様々なタイプの方々が情報を発信して下さるので、消費者の疑問やニーズに対して役立つ参考資料となり、判断材料として大きな影響を与えています。また、お客様からは、弊社の筆をお使いいただいたことで「
今後の展望
リキッド、クリームの需要が高まる昨今、OEM取引先、アーティスト、消費者の方々から合成繊維筆の要望が増えています。弊社は、特殊な合成繊維製造技術を持つ日本の某メーカーの協力を経て、5年程前に製品開発に着手しました。2年前には天然素材を彷彿させる品質の商品が完成し、現在では数十種類の合成繊維筆の製造販売をしております。一方、天然素材の筆もできる限り供給していきたいと考えています。毛先を活かすのが筆、毛先こそが筆の命。「筆は道具なり」を理念に、日本メーカーとしての気概を持ち、白鳳堂の化粧筆を世界中の方々にご使用いただきたいと願っています。
■電話:(310) 533-8600
■住所:2400 W Carson St. Suite 100 Torrance, CA 90501
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