「How are you?」よりも一般的な挨拶の仕方
- 2018年7月21日
学校の授業では、人と出会った時は「How are you?」と挨拶をするように教わったと思います。「How are you?」は相手の調子や状態を聞く定番フレーズで、実際にアメリカ人も挨拶をする時に使いますが、ちょっとかしこまった響きがあります。今回は、友達や同僚など親しい関係で使われるもっとカジュアルな挨拶表現を9つご紹介したいと思います。
Howを使った挨拶表現
1) How are you doing?
→「元気ですか? / どうですか?」
「How are you?」より自然な挨拶が「How are you doing?」です。この表現は、友達に対して使えるフレンドリーな表現ですが、初対面の人や目上の人に対しても使えるフォーマルで丁寧な挨拶表現でもあります。多くのアメリカ人は「How / are / you / doing?(ハウー・アー・ユー・ドゥー・イング)」と一言一言はっきり言うのではなく、「How you doing?」のようにareの部分を省く傾向があります。また、カリフォリニアでは「doing(ドゥーイング)」の最後の「g」を発音しない人もおり、「doin(ドゥーエン)」のように言います。「How are you doing?」を「How you doin?」と発音の仕方をちょっと変えるだけでより自然に聞こえます。
2) How is it going? / How are things going?
→「元気ですか? / どうですか?」
この表現は、特にカリフォルニアでは非常によく耳にする挨拶言葉で、「How are you (doing)?」より使われる頻度が高いように思います。「How are you (doing)?」と同じ意味合いを持ち、友達に限らず初対面の人に対しても使えるカジュアル&フレンドリーな挨拶言葉です。レストランの店員やデパートの店員がお客様に挨拶をする時に「How is it going?」と言うのは珍しくないでしょう。但し、仕事の面接時やお偉いさんとの対面、または初対面の顧客に対してはちょっとカジュアル過ぎるので、フォーマルな場面での使用は避けたほうがいいでしょう。「How is it going?」は短縮して「How’s it going?」言うのがナチュラルで、「How are you doing?」と同様、「going」の最後の「g」を発音しない人が多くいます。
3) How is everything (going)?
→「元気ですか? / どうですか?」
直訳すると「全てはどうですか?」を意味するこの表現は、相手が元気かどうかだけを尋ねるのではなく、仕事や趣味、家族についてなど、日常生活に関する全体的の様子を伺う、よく耳にする挨拶表現の一つです。多くの人は「How are you doing?」や「How’s it going?」と質問をした後に、「So how’s everything going?」と質問することがあり、仕事や生活についてもっと具体的な返事を求めている時に使われます。
4) How do you do?
→「初めまして」
この表現は、非常にフォーマル且つ丁寧な挨拶の仕方で、初めて会った人に対して使われます。「Hello」や「Nice to meet you」と同じ意味合いを持ち、昔イギリスで使われていた挨拶表現です。アメリカでは耳にしない挨拶の仕方で、最近イギリスでもあまり使われていないそうです。
5) How have you been?
→「どうしてた?元気にしてた?」
久しぶりに会う知人に対する最も一般的な挨拶の仕方が「How have you been?」です。相手が元気にしていたかを尋ねる質問で、友達にも同僚にも、または目上の人や年配の人に対しても使える便利な挨拶表現です。日常会話では「How you been?」のように「have」を省いて言うことも一般的です。久しぶりに会う友達に挨拶をするときは、「It’s been a while! How have you been?(久しぶり!元気でやってた?)」のように言うといいでしょう。
Whatを使った挨拶表現
1) What’s up? / What’s going on?
→「元気? / どうしてた?」
これらの表現は一般的に仲の良い友達同士が交わす挨拶言葉で、特に「What’s going on?」はカリフォルニアでよく耳にするフレーズです。「How are you (doing?)」のように、相手の状態を尋ねる質問ではなく、仕事や生活など最近の出来事や近況について尋ねていることを表します。年齢・男女問わず使われますが、「What’s up?」はどちらかというと男性が使う傾向があります。かなりカジュアルな挨拶表現なので、初対面の人や目上の人、またはフォーマルな場ではこの挨拶表現は避けた方がいいでしょう。
✔︎「What’s up?」や「What’s going on?」は、「Hello」や「Hi」と同じ役割を果たすこともあり、そのまま「What’s up?」や「What’s going on?」と聞き返されることもよくあるため、状況に応じて判断が必要。
2) What’s happening?
→「調子どう?」
直訳で「何が起こっているの?」を意味するこの表現は、相手の調子を伺うときや相手に「最近どう?」と聞きたいときに使われる口語的な挨拶表現です。より砕けた言い方で「What’s the haps?」と言うこともあります。「What’s up?」や「What’s going on?」同様インフォーマルな響きがあるため、面識のない人や目上の人に対して使うと失礼な印象を与えてしまうので気をつけましょう。
3) What are you up to?
→「何しているの?」
「What are you up to?」は相手が何をしているのかと聞きたい時、または相手の予定を伺うときに使われる質問で、「What are you doing?」のより口語的な言い方になります。例えば、友達に電話をして「今何しているの?」と聞く時に「What are you up to?」と言うこともできれば、「明日の予定は?」と聞きたい時は「What are you up to tomorrow?」と表現することもできます。ネイティブは「What are you up to?」を「What chu up to?」と言うこともよくあり、年齢や男女問わず、友達同士の間で使われるカジュアルな表現です。
4) What have you been up to?
→「最近どうしてた?元気だった?」
この表現は、久しぶりに会う友達に対して使われる挨拶で、「How have you been?」のより口語的な言い方になります。「How have you been?」と同じ意味を持ちますが、よりカジュアル&インフォーマルな響きがあり、基本的に友達同士の間で使われます。「What are you up to?」と同様、日常会話では「What chu been up to?」のような砕けた感じで言うこともよくあります。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします