「ただいま~」「おかえり~」は英語で?

帰宅時のお決まりフレーズ「ただいま〜」「おかえり〜」。日本ではどこの家庭でも当たり前のコミュニケーションだと思いますが、英語(アメリカ)では何と言うかご存知でしょうか?今回はこの「ただいま」「おかえり」の英語について触れてみようと思います。


学校や市販の教材によっては

「ただいま」=「I’m home」
「おかえり」=「Welcome back」

と紹介している場合がありますが、実際のところアメリカの家庭では「ただいま」「おかえり」を言う習慣がありません。なので、帰ってきた人が「I’m home」と言って、帰ってきた人に対し「Welcome back」と言う状況はかなり違和感があります・・・というか、そのようなやり取りをするアメリカの家庭はないでしょう。(笑)ただし、長期間の出張や旅行から戻ってきた時に「I’m home」および「Welcome back」を使うことはあります。また、玄関のドアを開けても誰もいない時に、「I’m home」と大声で叫んで帰ってきたことを家族に知らせる場合もあります。
では、アメリカの家庭では帰宅時どのようなやり取りをするのかというか、下記の例文で示している通り単に基本的な挨拶を交わす程度になります。これがアメリカ式の「ただいま」&「おかえり」のコミュニケーションです。

〜会話例1〜
A: Hey Lisa!(ただいま〜!)
b: Hey, how was your day?(おかえり!今日は1日どうだった?)

〜会話例2〜
A: Hi dad.(お父さん、ただいま!)
b: Hey Andrew. How was school today?(おかえり。今日は学校どうだった?)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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