「やり甲斐がある」を意味する自然な英語

結構大変で難しそうなことでも、やったらきっと手応えがあって充足感が得られるだろうな・・・と感じるような状況で使う「やりがいがある」に相当する定番の英表現を2つご紹介します。


1) It’s rewarding
→「やりがいがある」

Rewardは本来、「褒美」や「報酬」を与えることを意味する単語で、宿題を全部終わらせた子供におやつをあげたり、業績が良い社員にボーナスを出したりするような状況で使われます。そこから派生し、仕事などに満足感を得たり、やりがいがあると感じた時に英語で「It’s rewarding」と表します。

✔︎文脈により「It’s challenging」も「やりがいがある」を意味するが、アメリカ人の日常会話では「It’s challenging but rewarding」」と合わせて使うのがナチュラル。

・My job is challenging but rewarding.(私の仕事はやりがいがあります。)
・I get paid well but it’s not rewarding. That’s why I’m thinking about switching jobs.(給料はいいんだけど、やりがいがなくて。だから、転職を考えているんだよね。)
・I’m looking for a challenging but rewarding job.(やりがいのある仕事を探しています。)

2) It’s worthwhile
→「〜する価値がある」

Worthwhileは、時間や労力、お金などを費やす価値があることを意味します。特に膨大な時間や労力を費やすニュアンスが込められ、困難で大変かもしれないが、それだけの価値があることを表します。例えば、「やりがいのある仕事」はworthwhile job、「やりがいのあるプロジェクト」はworthwhile projectと言います。

✔︎Worthwhileは仕事や作業に限らず、娯楽や趣味に対しても使える。例えば、「読む価値のある本」はworthwhile book、「実りある旅行」はworthwhile tripと言う。
✔︎その他、「It’s worth it」と表現することもできる。

・Running a business can be stressful at times but it is definitely worthwhile.(ビジネスを営むのはストレスになることもありますが、それだけの価値はあると思います。)
・I highly recommend this book. It’s a little pricy but worthwhile.(私はこの本をお勧めします。ちょっと高いですが、それだけの価値があります。)
・It’s not going to be easy but it will be worth it.(決して簡単ではないが、それだけの価値があります。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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