「Worry」と「Concern」何が違う?
- 2019年5月15日
「Worry」と「Concern」はどちらも日本語に訳すと「心配する」を意味しますが、両者には明確なニュアンスの違いがあり、ネイティブはその時の心情や状況に合わせて使い分けをしています。使い分けルール自体は複雑ではないので、ここでしっかりマスターしておきましょう。
1) Worry
→「心配する」
「Worry」はどうなるかわからないことに対して、解決策を見つけずにただ「心配」をするニュアンスが含まれ、心に苦痛を感じてしまうようなネガティブな意味合いが込めれています。例えば、海外旅行の計画を立てている最中に、友達が「でも、海外で病気なったらどうしよう。治安もよくないみたいだし、強盗にあうかも。英語も喋れないし・・・」と解決策のない心配事をしている状況には「worry」が使われます。
✔︎ポイントは心配だけをして、解決策を見つけない、行動を起こさないこと。
✔︎「I’m worried about」と「I worry about」の違いについてはこちらを参照
・My dog is very sick. I’m worried.(私の犬は重病で、とても心配です。)
・She always worries about what people think about her.(彼女はいつも周りからどう思われているかを心配しています。)
2) Concern
→「心配する」
「Concern」には、心配していることが起こらないように適切な対策を取るニュアンスが含まれます。特に重要な出来事や決断を下す際、「〜が心配だから、〇〇をする」のように、悪い結果にならないように行動をするポジティブな意味合いが込められています。例えば、公園でBBQパーティーを予定している日に、降水確率が40%だとしましょう。その際、「I’m concerned about the weather. Let’s come up with a backup plan just in case.(天候が少し心配なので、念のため、代替案を考えておきましょう)」という具合に使うことができます。
✔︎ポイントは解決策を見つけ、対策を取ること。
✔︎心配の気持ちはあるが、精神的苦痛ほどではない。
✔︎ビジネスの場ではworryよりconcernが好まれる。
・Recently, I’m a little concerned about my weight. I should go on a diet.(最近、体重が気になっているんだよね。ダイエットした方がいいかも。)
・I’m concerned but not worried. We’ll figure out a solution.(ちょっとは心配しているけど、大丈夫だよ。必ず解決方法を見出すから。)
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