「え?何て言ったの?」聞き返し定番フレーズ
- 2019年11月6日
相手が言っていることが聞き取れなかったり、うまく理解できなかったりした場合、「What?」だけで済ませていませんか?別に間違いではありませんが、「What?」一言で聞き返すのは、(言い方や相手との関係性にもよりますが)ちょっとトゲのある表現とも言えます。そこで今回は、「え?何だって?」と聞き返す際に、一般的によく使わているフレーズをご紹介します。
1) (Could you) Say that again?
→「もう一回言ってくれる?」
ネイティブ同士の日常会話では非常によく使われる表現です。「Say that again?」だけでも特に無礼な印象はなく、親しい関係の間柄であれば、ビジネスシーンで用いても問題ありません。ただし、上司や目上の人に対しては、「Could you」を付け加えて、もう少し丁寧な言い方の「Could you say that again?」と表現するほうが無難でしょう。
✔︎砕けた言い方として、「Come again?」とも言う。インフォーマルな表現なので友達同士や仲の良い間柄で使われる傾向がある。
A: The meeting got pushed back to 5PM.
(ミーティングが5時に延期されました。)
B: Sorry I didn’t catch that. Could you say that again?
(すみません、聞き取れませんでした。もう一度言ってくれますか?)
〜会話例2〜
A: Do you want anything from Starbucks?
(スターバックスで何か買ってほしい?)
B: Say that again? / Come again?
(なんて?もう一回言ってくれる?)
2) What was that?
→「今、なんて言ったの?」
上記の「Say that again?」と同様、ネイティブが「何て言ったの?」と聞き返す際によく口にする定番表現の一つです。どちらかというとカジュアル寄りな表現ですが、親しい相手であればビジネスシーンで使っても大丈夫です。
✔︎「What’s that?」と省略して使うのも一般的。
✔︎「What’s that? Say that again?」のように上記1に紹介したフレーズと組み合わせて使うこともできる。
A: Can you pick me up after work today?
(今日仕事終わった後に迎えにきてくれる?)
B: Huh? What was that?
(え?何て言った?)
〜会話例2〜
A: My parents are coming over for dinner tonight.
(今夜、親が食事をしにうちにくるよ。)
B: What’s that? Say that again.
(え、何て?もう一回言ってくれる?)
3) (I’m) sorry?
→「すみません?(何と言ったのですか?)」
皆さんご存知の通り、直訳は「すみません」ですが、これを「Sorry?⤴︎」と語尾をあげて質問するように発音することで、相手の言ったことが聞き取れずに「え?何て言ったの?」と聞き返す役割を果たします。上述した2フレーズと組み合わせて、「I’m sorry, say that again?」や「I’m sorry, what was that?」のように使うことも一般的です。また、I didn’t get that(理解できませんでした)やI didn’t catch that(聞き取れませんでした)と組み合わせて、「I’m sorry, I didn’t get/catch that.」もよく耳にするセリフです。
✔︎基本的にカジュアルとビジネスどちらのシーンで使ってもOK。「I’m sorry」のほうが丁寧な響きにはなるが、「Sorry?」だけでも決して失礼な印象はない。
✔︎相手の言ったことが聞き取れているにも関わらず、不満気なトーンであえて「I’m sorry?(何だって?)」と聞き返すと、相手の発言に納得できないことを示すことになる。
A: Would you like plastic or paper?
(ビニール袋と紙袋どちらにしますか?)
B: Sorry?
(すみません、何と言ったのですか?)
〜会話例2〜
A: I’m Joshua Brown with Hapa Eikaiwa. I’m returning your call.
(Hapa英会話のジョシュア・ブラウンです。お電話を頂いたようなので折り返させていただきました。)
B: I’m sorry. I didn’t catch your name. Could you repeat that, please?
(すみません、名前が聞き取れませんでした。もう一度言っていただけますか?)
〜会話例3〜
A: You’re in my way. Move!
(ちょっと邪魔。どいて。)
B: Sorry?
(え、何だって?)
4) Pardon (me)?
→「何とおっしゃいましたか?」
多くの日本人が学校で学んできた表現だと思いますが、実はアメリカでは、あまり耳にしない表現です。非常にフォーマルな響きがあり、年配の方の中には、使っている人もいるので、一応ここで取り上げました。
A: Would you like cream and sugar with your coffee?
(コーヒーにクリームと砂糖は入りますか?)
B: Pardon?
(何とおっしゃいましたか?)
5) Could you go over that again?
→「もう一度説明をお願いします」
「Go over」は「繰り返す」や「もう一度行う」などを意味し、同じ説明を違った表現で再度説明をしてくださいというニュアンスで聞き返す場合によく使われる表現です。上記の「I’m sorry」と組み合わせて「I’m sorry, could you go over that again?(すみません、その部分をもう一度説明してもらえますか?)」と表現することもよくあります。どちらかと言うとビジネス向けな表現ですが、カジュアルシーンで使っても問題ありません。
✔︎「go over」の代わりに「explain」を使って、「Could you explain that again?」と表現してもOK。
(最後の部分が分からなかったので、もう一度説明をしてください。)
・Could you explain that last part again?
(最後の部分をもう一度説明してください。)
〜会話例1〜
A: Could you go over that part again, please?
(その部分をもう一度説明してくれますか?)
B: Sure. Which part are you talking about?
(もちろんです。どの部分ですか?)
〜会話例2〜
A: Do you have any questions?
(質問はありますか?)
B: Yeah can you explain that last part again?
(はい、最後の部分をもう一度お願いします。)
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