- Home
- ライフ
- アメリカ不動産最前線
- Howdy Y’all !!!
Howdy Y’all !!!
- 2021年1月23日
明けましておめでとうございます。2021年がやってきました。すでに1月も半分を過ぎてしまいましたが、今年も宜しくお願い致します。2020年12月、ビル・ゲイツ氏が “我々が他国のコロナ収束にも協力し、米国内でワクチンの高い接種率を確保しない限り、2022年初旬までコロナ再拡大のリスクはある” と発言しました。その後、彼自身のブログで “2021年は明るいニュースが届く” と書いています。確かに2021年に各国でのワクチン接種が進み、新型コロナウイルスのワクチン開発企業が発展途上国向けの大規模生産企業と結びつけられれば感染者を減らすことができるようになると思います。
2020年、米国ではBlack Live Matterや山火事、先の見えなかった大統領選挙があり、コロナ禍だけでなく国中が混乱の中にいたように感じます。Stay Homeで人と会うことも少なくなり、景気も落ち込みました。結果レストラン閉店・従業員解雇、企業倒産等さまざまなことが起こりました。2021年になり、バイデン新大統領の就任式も終わり、新政権の政策が打ち出されて明るい兆しが見えてきたように感じています。
トランプ政権時に大統領でビザの発行が中止されていましたが、バイデン政権の移民政策マニフェストでは非移民VISA労働Program(L-VISA、H-VISA、O-VISA等)の改革がされるとあります。今までVISAが取れずに赴任できなかった会社の駐在員たちも、ダラスに赴任してきています。賃貸マーケットの動きも早く、不動産業は忙しくなりそうです。
昨年度はSTAY HOME直後から学校終了の6月辺りまでは売り物件が少なく、他州から移動してきた方たち、ローン金利変更により物件購入希望の方たちが物件を探せませんでした。その後、夏休みに移動する方たちが物件を売り始め、ダラスメトロプレックス全体を見ると2019年の物件売値よりも5%近く上がりました。金利も30年で2.15%、15年ローンで1.99%と大幅に下がりました。今までの金利が4.25〜5%だったことを考えると、若い世代を含めて人々の購買意欲を高めるには十分な理由になると思います。
アパートに住んでいた方たちもリモートワークをしていて刺激がないため、ハイライズの明るい部屋に引っ越しています。すでに一軒家にお住まいの方もリモートワークであればオフィス近くに住む必要がないため、郊外の広い家に住みたいと新規物件購入を検討したり、オフィスは必要なかった方も一部屋増やしたいと物件を探したりしているため、人気のあるエリアは常に物件が足りない状態です。オープンハウスに30人(1家族4人前後なので、実際には100人以上の人出)も見に来たなんて普通な状態です。
つい最近もオープンハウスに行きましたが、物件前には長蛇の列。ソーシャルディスタンスを取って並んでいるため、家の横手まで列が伸びていました。ほとんどのエージェントは一度に家の中に入れるのは3家族までにしていますので、余計に外に並んでいるのが目立つのかと思いますが、どこのオープンハウスも大盛況です。大体はその2日後くらいにオファー締切日を設けていて、マルチプルオファーが入ることもあります。同僚のリスティング物件は70万ドルくらいだったのですが、69件オファーが入ったといって社内でも話題になりました。高い金額帯もよく売れていますが、28万〜35万ドルの金額帯でも同じことが起こっています。特に家の全ペイント、新しいカーペットもしくは木の床材、ほかの内装をキチンと直しておくとより早く買い手が付きます。
ダラスエリアは生活にかかる費用もLAに比べると抑えられると思います。皆さんも一度物件内覧をしに、ダラスにお出でになりませんか? お待ちしています。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします