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Howdy Y’all !!!
- 2021年6月25日
皆さんの地域は初夏を迎えていますか? ここダラスはすでに連日限りなく100℉に近い90℉超え、夏が一気にやって来た感じです。車もできるだけ木陰に停めてサンシェイドをしておかないと、シートベルトのメタル部分がアツアツフライパン状態でうっかり触るとやけどしかねません。2021年は4月、5月と涼しい日が続き過ごしやすかったのですが、6月に入ったとたん猛暑に襲われていて、すでに真夏が来たかのようです。実際は8月になると連日100℉超えですので、本当の意味での暑さのピークはこれからです。ERCOTも今後のオーバーヒート時に輪番停電をしたりする必要がないように、各家庭のエアコン設定温度を高めにすることをすすめています。低くても78℉設定といっていますが、私の周りの方たちを見ているとなかなか難しいようです。寝る時には82℉にするのが理想的とERCOTのサイトには書かれていますが、ファンを回しても日中外気温度が上がっていて家の中もそんなに涼しくならず、82℉設定ではなかなかすぐに寝ることはできません。
ダラスエリアは相変わらず不動産売買が好調で、夏に向かいヒートアップしている感じです。クライアントのために毎日数件のオファーを入れてもまったく通らず、リスティングプライスにどれくらい追加費用を足せばいいのか皆目見当が付かない状況です。金利が上がるのは2023年以降のようなので、しばらくは物件購入ができない状況が続くかと思います。
物件売買だけでなく賃貸マーケットもヒートアップしています。ヒューストンとダラスエリアは急激な人口増加のため、アパートや賃貸物件が不足しています。他州から移住して来た方たちが物件購入できず、賃貸物件に流れていることも一つの原因です。結果として前年度よりも賃貸価格が15〜20%値上がりしました。パンデミックの時に収入が減った方たちも家賃が上がっていては引っ越しをすることもできず、同じアパートを借り続けているため、空き部屋がなかなか出て来ない状況です。賃貸物件をマーケットに出すと、オークション状態で何件もアプリケーションフォームが届きます。中にはリスティングプライスよりも500ドル追加してくる方もいて、一軒家はすぐに借り手が付きます。子供たちが夏休みに入り、お引っ越しを希望する家族も増えているのですが、賃貸物件がないため、物件がマーケットに出しだいすぐにアプリケーションフォームを出したいからと、家族旅行にも行かずに物件探しをしている方もいます。
ダラスとヒューストンをつなぐ新幹線計画も順調に進んでいます。設計や建築に関しての契約も160億ドル規模の契約で最終合意に達したと発表されました。1万7000人の直接雇用、2万人超えの間接雇用が見込まれているので、これからもダラスは伸び続けていくと思います。皆さんも一度ダラスにおいでになりませんか?
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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