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子供を英語ペラペラにする具体的プロセス
文&写真/竹井カヨコ ( Text and photo by Kayoko Takei)
- 2025年4月11日
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自分や子供が英語ペラペラの状態になるのは多くの日本人の方にとって憧れの状態ではないでしょうか。特に海外移住が決まったり、海外在住をしている方やお子さんをお持ちの方には英語ペラペラになるには必須の能力のように思いますよね。今日はどのようなステップを踏めば、英語ペラペラの状態になるのか、そのプロセスを噛み砕いて説明していきたいと思います。
英語習得に大切な最初の技術
まず、英語習得に大切な最初の技術はReading Fluency(リーディングフルエンシー)です。リーディングフルエンシーとは英語が流暢に”読める”状態のことです。ここで、なぜ”ペラペラ話せる状態になりたいのに”読む”なのか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。まず最初に良質な口語表現のインプットをすることが必要だからです。そのインプットは簡単な本を”読む”ことからスタートし、習得することが可能です。
また、本は「聞く」「話す」「見る(読む)」の同時アプローチができ、相手がいなくても習得可能です。さらに、自力で本を読めるようになることで、英語を忘れていくことがなく、本のレベルを少しずつ上げていくことで、自力でレベルを上げていくことも可能です。
もし、フルエンシーが身についていないと、
- 会話の時にも口を動かしにくい
- 発声(発音)に自信が持ちにくい
- 理解や感情表現をすることが難しい
- 新しい語彙やフレーズを習得しにくい
という状態になりかねないので、英語をペラペラ話せるようになりたい方は、まずはリーディングフルエンシーを鍛えることにフォーカスしていくことをお勧めします。

英語習得の極意
リーディングフルエンシー状態になるためには英文を ①瞬時に、②一目で、③自動的に、読めるように練習することが大切です。
ここで声を大にしてお伝えしたいのは、英語の習得は音楽やスポーツの習得に似ているということです。(頭の記憶に頼る)勉強から?動作への移行の繰り返しで身体の記憶を鍛えることが重要です。ピアノやバイオリンなどの楽器を上手に演奏できる人の所作はスムーズで優雅、感情が伴っていると思います。同じように、英語習得はスポーツや音楽のプロのルーティンを意識することをお勧めします。彼らは基礎技術を繰り返し練習する過程で何も考えなくても、瞬時に、自動的に、高度な技能が再現できるようになっています。英語に関しても同じです。英文を瞬時に一目で自動的に読めるように練習していきましょう。まずはフォニックスのルールを学び、英語の本の自力読みをできるようにします。リーディングフルエンシーを習得することができると、英語話者の方とのコミュニケーションも次第に慣れていきます。リーディングの初期段階では、立ち止まったり、戻ったり、スピードが落ちたりするかもしれませんが、毎日、少しずつ練習を重ねると誰でもスムーズに読めるようになります。すると、内容理解や感情表現により集中できるようになり、日常会話にも応用可能になっていくのです。
Point
英語ペラペラを目指すには「読む力=フルエンシー」から。英語の本をたくさん読めるようにしましょう。
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