斎藤ゆき (Yuki Saito)

斎藤ゆき (Yuki Saito)

東京都出身。NYで金融キャリアを構築後、若くしてリタイア。生涯のパッションであるワインを追求し、日本人として希有の資格を数多く有するトッププロ。業界最高峰のMaster of Wine Programに所属し、AIWS (Wine & Spirits Education TrustのDiploma)及びCourt of Master Sommeliers認定ソムリエ資格を有する。カリフォルニアワインを日本に紹介する傍ら、欧米にてワイン審査員及びライターとして活躍。講演や試飲会を通して、日米のワイン教育にも携わっている。Wisteria Wineで無料講座と動画を配給

斎藤ゆき (Yuki Saito)の記事一覧

    最終回 ワインの常識と非常識

     このコラムを執筆してちょうど5年が経った。連載のコンセプトは「ワインの知識を楽しく、分かりやすく解説すること」。この期間に筆者が積み上げてきたワインの知識と、世界のワイン...

    第61回 米国で日本人がワインを造る時

    ワインライターとして、またビジネスコンサルタントとして数多くのワインメーカーと関わってきて、決めていることがある。それは、私の力で少しでもお役に立てることがあれば...

    第60回 イタリアの躍進は続くか?

     世界の主要ワイン市場を見ていると、 イタリアワインの躍進が目につく。女性層を中心に欧米で大ブームになったモスカト(マスカット)と、シャンパン人気にあやかって市場シ...

    第58回 ワインと食事のペアリングには、自由な発想が必要

    ワインは、本来食事と一緒に嗜むものだ。昔は、質の悪い水の替わりとして、また栄養が確保できない貧しい食事にカロリーを加える意味で、必需品だった。ヨーロッパでは、今でもランチや...

    第57回 アメリカにて、日本ワインを思う

    以前リポートした通り、日本にはワイン法が存在しない。日本酒という古来の文化があっても、ワインという新しい飲み物は、まだ日本文化に根を下ろしているとは言い難い。日本でワインを...

    第56回 日本のナチュラルワイン人気について

    日本は、フランス贔屓で有名な国だ。当然ワインといえば、フランスが唯一最高と信じる国粋主義者(?)や、フランスワインの知識だけで飯を食っている専門家もいる……らしい。その延長...

    第55回 良質でリーズナブルなカリフォルニアワインを探す

     カリフォルニアワインの質と評価が、世界的に認知されたのは喜ばしい。しかしながら、高騰し続けるワインの値段が悩ましい。 そんな中で、高品質を保ちつつ、値段をリーズナブルに抑...

    第54回 なんで、そんな受験生活しているの?

     この数年間、朝から晩までワイン理論の勉強、目隠し試飲、リサーチという座りっぱなしの受験生活が続いている。特にこの8カ月は、追い込み時期で、全くの缶詰だ。集中してい...

    第53回 ワインは「科学」か「芸術」か?

    ワインを生業(なりわい)とする人にとって、この質問は根源的なものだろう。ブドウ栽培者やワインメーカー(醸造者)にこの質問を すると、まず「うーん」と一旦考えてから、「両方だ...

    第52回 ロゼワインの快進撃が止まらない!

    昨年「ワイン業界の、次のホームランは何か?」という題名で記事を書いたが、その時に人気のロゼワインを失念していた。というか、ロゼが世界の注目を集め出してから既に10年近くが経...

    第51回 ワインのアルコール度数が年々上がっているけれど。。。

     ワインのアルコールってどのくらい高い? と聞かれて、答えられる人は少ないかもしれない。スタイルによるが、5度程度から16度くらいまで様々だ。かつて20世紀に作られたワ...

    第50回 ワイン業界の動向を探る

     現在 Unified Wine & Grape Symposiumという、米国最大のワイン業界シンポジュウムに来ている。出席者は業界全てのセグメントを網羅...

    第49回 バレンタインには「チョコレートと
    シャンペーン」という非常識

     日本では、バレンタインデーには「チョコレートとシャンペーン」という おかしな組み合せが定着しているそうな。最初の仕掛け人はチョコレート製造業者で、昭和30年代に遡る。しか...

    第48回 え〜〜っ? まだボージョレヌーボーを飲んでいるって、、、!?

     今年もやってきた! ボージョレヌーボーの解禁日。何を解禁するのやら、、とワイン通が毎年苦笑いする季節である。英語では(というか日本では)リリースと謳っているようだが、いず...

    第47回 畑も蔵も保有せず。ヴァーチャル・ワイナリーの活躍

     ハイテクの現代。オフィスを持たず自由な時間に好きな喫茶店にブラッと入り、コンピューターとスマートフォンを使って、仕事をしている人をよく見かける。私の住むサンフランシスコ・...

    第46回 独ではロボットが畑作業、 米国ではトランプ大統領がワイン業界を破綻に追い込む?

     現在、ドイツに来ている。目的の一つは、醸造学、葡萄栽培分野で世界をリードするガイゼンハイム大学と、VDP(独を代表する優良ワイン生産者協会)共催のゼミナールに出席するためだ。ゼミ...

    第45回 日本のワイン品評会を評価する

     今年も8月に開催された『 ジャパン・ワイン・チャレンジ(JWC)』に招待され、審査員を務めてきた。ワインの品評会とは、ずばり、その国(この場合は日本)でワインをより有利に...

    第44回 イタリア最高峰のスパークリングワイン生産地を訪ねる

    7月はミラノ郊外にある、『フランチャコールタ』という、大変ユニークなワイン地域を取材してきた。ここは、知る人ぞ知るイタリア最高級のスパークリングワイン(SP)の製造地である...

    第43回 スペイン、シェリー発祥の地を訪ねる

     シェリー酒の取材で、スペイン最南西に位置するヘラス地域(Jerezはスペイン語でシェリーを意味する)に来ている。地図で見ると、イベリア半島の最南西。太平洋に面しているが、南の対岸...

    第42回 ワインとテーブルマナーに見るカルチャーの違い

     近年はどこの国でもテーブルマナーが緩やかになってきている。略式社会のアメリカでは、高級レストランで食事をしていても、ナイフとフォークをきちんと使いこなす人は少ない。大抵は...
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  6. 2023年2月14日

    愛するアメリカ
    サンフランシスコの町並み 一年中温暖なカリフォルニアだが、冬は雨が降る。以前は1年間でたった...
  7. キルトを縫い合わせたような美しい田園風景が広がるグラン・プレ カナダの東部ノヴァスコシア州に...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
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