SomeとAnyの違い

日本の皆さんは恐らく中学校で習っているかと思うのですが、私のこれまでの個人的な経験からして、意外と間違えている人が多いのが「Some」と「Any」の用法です。間違えて使っても意味は通じるので、あまりシビアになり過ぎる必要もないのですが、今回のコラムを機会に、ぜひ使い分けをマスターしちゃいましょう!


「Some」の使い方

1) 肯定文

一般的に“Some”は肯定文で使い、「いくつか」「いくらか」「何人か」などを意味します。

✔︎Something(何か)、Someone/Somebody(誰か)、Somewhere(どこか)も同じルールです。

・I need some money.(お金がいくらか必要です。)
・He bought some books.(彼は本をいくつか買いました。)
・Let’s go somewhere this weekend.(今週末どこかへ行きましょう。)

2) 人に何かを勧める・依頼する

相手に何かを勧めたり依頼したりする時は、疑問文でも“Some”が使われます。例えば、カフェで店員がお客さんに「コーヒーは如何ですか?」とオファーする場合は「Would you like some coffee?」になり、お客さんが店員に「コーヒーのお代わりをください」と依頼する時は「Can I have some more coffee, please?」になります。

✔︎“Some”を疑問文で使用する場合、「Yes」の返事を期待している、または「Yes」と返事をするよう勧めるニュアンスが含まれます。
✔︎相手に何かを勧める時に使われる“some”は「〜はいかがですか?」を意味します。

・Can you buy me some chips?(ポテトチップを買ってきてきてくれますか?)
・Can I have some salad?(サラダを食べてもいいですか?)
・Do you want something to drink?(何か飲みますか?)

「Any」の使い方

1) 否定文や疑問文

基本的に否定文と疑問文では“Any”が使われます。疑問文においては、何かを勧めたり依頼したりするとき以外の質問で“Any”が使われます。例えば、「兄弟はいますか?」と質問をする時は「Do you have any siblings?」、「兄弟はいません」と否定文になる場合は「I don’t have any siblings.」になります。

✔︎Anything(何でも・何も)、Anyone/Anybody(誰か・誰でも)、Anywhere(どこでも)も同じルールです。
✔︎相手の返事が「Yes」か「No」か明確でないニュアンスが含まれます。

・Do you have any plans this weekend?(今週末は何か予定ありますか?)
・I didn’t buy any clothes.(洋服は何も買いませんでした。)
・Do you need anything from the grocery store?(スーパーで何か買って欲しいものはありますか?)

2) 肯定文で用いられる場合

“Any”が肯定文で使用される2つの例外があります。一つ目は、文脈が“否定”の意味を持つ場合です。例えば「パスタがほとんどない」と表現する場合は「There’s hardly any pasta left.」になります。文章は肯定文ですが、文脈(ほとんどない)が否定であるためここでは“Any”が使われます。

二つ目は、「どっちでもいい」「誰でもいい」「どこでもいい」など、相手が自由に選択できる状況です。例えば、友達に「何時でも遊びに来ていいですよ」という場合は「You can come by any time.」になり、友達が好きな時間に立ち寄っていいという意味合いが含まれます。

✔︎文脈が“否定”の場合、never、hardly、without 、littleなどの単語が“Any”の前に使われることが多い。

・He never gives me any advice.(彼は私に全然アドバイスをしてくれません。)
・We arrived in Los Angeles without any trouble.(トラブルもなく、無事ロサンゼルスに到着しました。)
・I’m not a picky eater. I’ll eat anything.(私は好き嫌いはありません。何でも食べます。)

「Some」と「Any」両方使う場合

1) 条件節

“If”を使う条件節の場合、“Some”と“Any”どちらを使ってもOKで意味の違いは特にありません。例えば、友達に「もし何か手伝うことがあれば言ってください」と伝える場合、「If you need any/some help, let me know.」になります。

・If you want any/some advice, feel free to call me.(もしアドバイスが欲しければ、いつでも連絡してください。)
・If you need anyone/someone to talk to, I’m always here for you.(もし話し相手が必要だったら、私がいつでも聞きますから。)
・If someone/anyone uses “Katakana English”, the game is over.(もし誰かがカタカナ英語を使ったら、ゲーム終了です。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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