“Layover to Makeover”
ロサンゼルス国際空港でできる
「お化粧直し」「リラックス」

文&写真/佐藤美玲(Text and photos by Mirei Sato)

Photo © Mirei Sato

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 古い、汚い、大混雑。まともなカフェもレストランもない。ロサンゼルスらしいギフトショップもない。

 数年前まではそんな悪評にまみれていたロサンゼルス国際空港(LAX)が、大規模な改装工事のおかげで、大変身を遂げている。フードトラックに、地元のトップシェフの店。すっかりグルメスポットになった。

 そんなLAXが今度は、「美」に力を入れだした。スキンケアやマッサージ、メークアップなど、短時間かつ無料でリフレッシュができるスポットを紹介しようという試みだ。

 苦痛なだけになりがちな「乗り継ぎ」(レイオーバー)の時間を、「イメージチェンジや化粧直し」(メークオーバー)に使って! トム・ブラッドレー国際線ターミナルでは、入居する店舗が、利用客にそんな呼びかけをしている。

 ホリデーシーズンに帰郷する予定がある人は、空港でいろいろなテスターを試しながら、ついでにギフトの買い物もできそうだ。
 

DFS (Duty Free Shops)

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 世界各地の空港や観光地にある世界最大の免税品店「DFS」。ロサンゼルス国際空港の中だけでも数カ所あるが、国際線ターミナルにある店舗には「限定品」がメジロ押し。
 店内中央にある「Dior」のフレグランスのコーナーに並ぶ「La Collection Privée」は、ハイエンドな12種類の香りのコレクション(250mlのボトルが285ドル〜)。世界でも、UAEの首都アブダビの空港と、ここでしか扱っていない。高級ウィスキーをそろえたフルバーのような店構え。特に中東や中国からの旅行者に人気がある。今年7月から販売を始めて、年内で終了するはずだったが、好評につき、旧正月がくる来年3月まで販売を延長することが決まった。
 香りのテスターを楽しんだら、次はハンドクリームを試しに、向かいの「Jo Malone」のカウンターへ。イギリス発のブランドで、カウンターには「ご自由にお試しください」の表示。スタッフにアドバイスを求めると、おすすめのクリームを使って、空の旅でむくんだ手を優しくほぐしてくれる。購入商品は、頼めばクリスマス用にラッピングしてくれる。
 化粧品の「Bobbi Brown」では、頼めば無料でメークのアドバイスをしてくれる。「長いフライトの間も眉毛だけはバッチリ保ちたい」「肌が乾燥しないように」など、リクエストに応じて、搭乗前のお手入れをしてくれる。

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Fred Segal

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 ロサンゼルス・ファッションの代名詞として長く君臨するショップ。この空港店も、世界を飛び回るハリウッドのセレブたちが立ち寄って買い物することで有名だ。セレブ・ウォッチングもいいけれど、オリジナルのキャンディー選びも楽しい。
 マリブのナチュラル・スキンケアのブランド「OSEA」の商品も扱っている。海藻をベースにしたクリームやローションなど。こちらもテスターを試せるので、旅で疲れた肌を休めたい。

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bliss

 全米各地にあるスパサロンのブランドの空港店。ロサンゼルスでは、最近新装オープンしたウェストウッドのWホテルにはいっている。ここでは、旅に最適な、使い切りやトラベルサイズのスキンケア商品や、食べ過ぎたときの緊急お助け「スリミング」グッズなどを売っている。
 液体の機内持ち込みが制限されている中で、セキュリティーゲートを通過したあとに、ボトル類が買えるのはこころ強い。女性なら、到着前に洗顔や化粧直しをしたくても、機内のトイレが混んでいる、洗面台が狭いからと、あきらめた経験があるはず。液体を密封した使い切りの潤いスキンケアを買えば、トイレに行かなくても、自分の座席でさっと済ませられそうだ。
 オキシジェンたっぷりのスプレーなどもあり、テスターを試しながら、待ち時間にリフレッシュできる。

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XpresSpa

 各地の空港にあるおなじみのスパサロン。乗り継ぎの待ち時間を利用して、マッサージやマニキュア、ペディキュア、フェイシャルができる。いずれも有料。売っている機内持ち込み用枕は、スパサロンならではの快適さ。
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佐藤美玲 (Mirei Sato)

佐藤美玲 (Mirei Sato)

ライタープロフィール

東京生まれ。子供の時に見たTVドラマ「Roots」に感化され、アメリカの黒人問題に対する興味を深める。日本女子大英文学科アメリカ研究卒業。朝日新聞記者を経て、1999年、大学院留学のため渡米。UCLAアメリカ黒人研究学部卒業・修士号。UMass-Amherst、UC-Berkeleyのアメリカ黒人研究学部・博士課程に在籍。黒人史と文化、メディアと人種の問題を研究。2007年からU.S. FrontLine誌編集記者。大統領選を含め、アメリカを深く広く取材する。

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