1894年に出版された「The Jungle Book」は、少年と動物の交流を描いた物語で、ディズニーは1967年にアニメ映画で映像化を実現させたが、今回は、最新のテクノロジーを使って実写映画化を実現させた。
主人公モーグルと交流する動物たちは人間の言葉をしゃべる。実際の動物を調教するのには限界があり、演出は不可能に近い。そこで本作では、動物たちをCGで制作し、モーグルの映像と合体させた。しかし、映画を観る限り、動物たちがCGだとはとても思えない。全部がCGと聞くまでは、「口の動きのCGはスムーズだし、うまく調教したな~」と思ってしまったほどだ。毛並みや動作も自然だが、何よりも体温が伝わってくるほどのリアル感を持っている。
4K解像度の3D映像にも仰天した。まるでジャングルの中にいるような錯覚に陥るほど鮮明なのだ。シリアスな場面とユーモラスな場面のバランスも絶妙な本作は、入場料以上の見応えの作品と言えよう。(4月15日公開)
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