「〜へ行く」は「Go to」だけども・・・

「〜へ行く」という表現は、誰しもが日常会話で頻繁に使う機会があり、大半の方は「Go to」を使って表現しているかと思います。しかし、ネイティブの日常会話では他にもよく使われる表現があるのでご紹介します。使用頻度が多いだけに、表現にバリエーションを増やしておきましょう!


1) Head to/for
→「〜に向かう・〜へ行く」

ネイティブが日常会話で「〜へ行く」を表現する際に“go to”の代わりによく使う口頭的な表現です。“Head to”と“Head for”は意味は同じですが、カリフォルニアでは“Head to”のほうが一般的に感じます。例えば、「海に行きます。」は「I’m heading to the beach.」になります。

✔ “Up”を加え「Head up to」というと「北の方角に向かう」を意味する。
✔ “down”を加え「Head down to」というと「南の方角に向かう」を意味する。
✔ “out”を加え「Head out」というと「出発する」を意味する。
✔ “back”を加え「Head back」というと「帰る」を意味する。

・I’m heading to the grocery store. Do you need anything?
(スーパーに行くけど何かいる?)
・I’m heading up to San Francisco this weekend.
(今週末、サンフランシスコへ行きます。)
※(サンフランシスコより南に位置する)ロスに住んでいる場合。
・I’m heading down to San Diego tonight.
(今夜、サンディエゴへ向かいます。)
※(サンディエゴより北に位置する)ロスに住んでいる場合。
・What time are you heading out tomorrow?
(明日は何時に出発するの?)
・We have to head back in one hour.
(一時間後に帰らないといけません。)

2) Off to
→「〜へ行ってくる・出かける」

このフレーズは「これから〜へ行ってくる(出かける)」といったニュアンスで「Going to」の代わりに使われます。例えば、「これから仕事へ行ってきます」は「I’m off to work」になります。しかし、「食事へ行きましょう!」を「Let’s off to dinner」とは言わないので使い方には注意しましょう。

✔ 「Off to」=「Going to」
✔ 「もう寝ます」を「I’m off to bed」と表現することもできる。

・I’m off to New York.(これからニューヨークへ行ってきます。)
・Where are you off to?(どこへ行くの?)
・I have to get up early tomorrow morning. I’m off to bed.(明日の朝、早く起きないといけないのでもう寝ます。)

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Jun Senesac

Jun Senesac

ライタープロフィール

ロサンゼルス出身の日米ハーフ。両親が運営するL.A.の英会話学校「BYB English Center」にて、高校生の頃から英語講師としてのキャリアをスタート。カリフォルニア州にあるUC Santa Barbara大学へ入学し、1年間一橋大学へ交換留学。卒業後、国際交流員として石川県内灘町役場で2年間の勤務を経て、2011年にアメリカへ帰国しBYB姉妹校をアーバインに開校。
2013年に英語学習サイト「Hapa英会話」を設立。2014年の2月よりHapa英会話のPodcastをスタートし、月間およそ40万ダウンロードされるまで成長。iTunes Japanが発表した『Best of 2014/2015』に2年連続選出。YouTubeにて登録者5万人を超える英会話チャンネル「Hapa英会話」を配信。
YouTubeやPodcast、ブログやメルマガなど様々な媒体を通じて、日米文化を取り入れた英語の学習環境を提供。
YouTube: https://www.youtube.com/hapaeikaiwa

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