日本人に馴染みのない?「Get to」の活用法
- 2017年3月14日
「Get to」というフレーズは色々な意味を成すフレーズですが、今日はその中でもネイティブはよく使うものの、日本人にはあまり使われていないと思われる表現方法をご紹介します。
1) I got to meet the president.
→「社長に会う機会がありました。」
この場合の“get to”は「何かをする機会を得られる」を意味し、“Have the opportunity to”の代わりに使われる口語的な表現の仕方です。例えば、「セミナーで多くの人たちと会う機会がありました」は「I got to meet a lot of people at the seminar.」になります。
✔ “Get to”を“Be able to”に置き換えることも出来る。
✔ “Get to”の後は動詞がフォローする。
・Did you get to talk to the baseball players?(その野球選手と話すことが出来ましたか?)
・I don’t get to travel very often.(私は旅行をすることがほとんど出来ません。)
2) He got to go home early.
→「彼は早退することを許された。」
「(特権として)何かをすることが許される」の意味として使う表現で“Allow to”や“Have the privilege to”のインフォーマルな言い方です。例えば、会社の上司が好きな時間に出社できると言いたい場合は「My boss gets to come into work any time he wants.」となります。
✔ “Get to”の後は動詞がフォローする。
・Why does she get to take the day off?(何で彼女は休暇をとることが許されるの?)
・You get to play video games if you finish your homework.(宿題を終わらせたら、ビデオゲームをしていいよ。)
3) It will get better once you get to know more people.
→「より多くの人を知るようになれば、楽しくなります。」
何かを徐々に知っていく、理解していく、感じるようになるなど、“Start to”と同じ意味合いで「〜をするようになる」と表現する場合にも“Get to”が使われます。例えば、「大人になるにつれ、健康の重要さを理解するようになった」は「I got to understand the importance of health as I grew older.」と表現できます。
✔ Know、Understand、Realize、See、Feel、Appreciateの動詞と組み合わせて使われることが多い。
・What do I need to do to get my wife to appreciate me?(妻に感謝されるようになるには、どうしたらいいのでしょうか?)
・I got to understand what it feels like to be a foreigner when I went to China.(中国へ行った際、外国人とはどういうことなのか理解するようになりました。)
4) He really gets to me.
→「彼にイライラする。」
何かにイライラしたり不快に思う気持ちを表す際によく使われる表現で、“Annoy”や“Bother”と同じ意味合として使われます。特に何かを失敗をしたり、誰かに癇に障ることを言われたりなどして、そのことが頭から離れず、他の物事に集中できなくなるニュアンスが含まれます。
・Don’t let it get to you.(そんなこと気にすることないよ。)
・Why do you let little things get to you like that?(何でちょっとしたことですぐにへこたれるの?)
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