「Want to」を「〜したい」と覚えてしまうと・・・
- 2017年3月31日
ちょっとした違いなんですが、会話における「want to」の捉え方が、どうも日本人とネイティブとの間でギャップがあるようです。「Want to」=「〜したい」という固定概念を持ってしまうと、ネイティブとの日常会話で「あれ?」と腑に落ちないシチュエーションを多々経験することになるでしょう。今回は日本の方にあまり馴染みがないと思われる「want to」の使い方を紹介します。
1) Do you want to _____?
→「〜してくれない?」
多くのアメリカ人は、人に何か頼み事や依頼をする時に「Can you _____?」と同じニュアンスで「Do you want to _____?」と表現します。例えば、友達に「ピザを注文してくれない」とお願いをする際、「Do you want to order the pizza?」と言い、ここでは「ピザを注文したいですか?」と尋ねているわけではなく、ピザを注文をするようにお願いすることを意味します。
✔ 基本的に友達同士で使われるカジュアルで砕けた質問の仕方です。
・Do you want to pick up John? I’ll get Peter.(私はピーターを迎えに行くので、君はジョンさんを迎えに行ってくれる?)
・Do you just want to meet tomorrow? It’s already getting late.(もう遅なったし、会うのは明日にせーへん?)
2) Do you want me to _____?
→「〜しましょうか?」
このフレーズは、自分から相手に「私が〜しましょうか?」と提案や申し出をするときに使われます。「Would you like me to」や「Should I / Shall I」よりカジュアルな響きがあります。例えば、友達に「(私が)ピザを注文しようか?」と尋ねる場合、「Do you want me to order the pizza?」になります。
✔ 多くのネイティブは「Do」の部分を省いて「You want me to_____?」と質問する。
・Do you want me to help you?(手伝おうか?)
・You want me to drop you off at the station?(駅まで送ろか?)
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