「Looking forward to」の使い方と「Look forward to」との違い
- 2018年10月9日
日常生活でもビジネスシーンでも誰もがよく口にする「〜を楽しみにしています」。英語で「I’m looking forward to」と表現するのはご存知かと思いますが、意外とその用法を間違えている人が多く感じますので、今回はそれについて触れてみようと思います。また、あまり知られていない「looking forward to」と「look forward to」のニュアンスの違いについてもご説明いたします。
Look forward to _____ / Looking forward to_____ の使い方
次の文章で正しいのは、どちらかわかりますか?
I’m looking forward to meeting you.
I’m looking forward to meet you.
正解は、1番の「I’m looking forward to meeting you.」です。「to」の後は動詞の原形がフォローすると学んだはずなのに、どうして「meet」ではなく「meeting」なのか疑問に思う方もいるでしょう。
・I want to buy a car.(新車を購入したいです。)
・I decided to study abroad.(留学をすることにしました。)
上記の例文のよう、基本は「to」の後に動詞の原形が続き不定詞として使われます。しかし、「to」は、下記の3つの例文のように前置詞として使われることもあり、前置詞の後には名詞、代名詞、または動名詞(動詞+ing)がフォローします。
・I am good at cooking.(私は料理が得意です。)
・Thank you for helping me.(手伝ってくれてありがとう。)
・She is used to speaking in public.(彼女は人前で話すことに慣れています。)
よって、「Looking forward to」の「to」も前置詞として使われているため、「I’m looking forward to meeting you.(お会いできることを楽しみにしております)」と表現します。また、前置詞の後は名詞や代名詞もフォローするのので、「I’m looking forward to lunch.(ランチ楽しみにしています)」や「I’m looking forward to it.(楽しみにしています)」と表現することもできます。
「I’m looking forward to _____.」と「I look forward to _____.」の違い
実はネイティブは、「I’m looking forward to」と「I look forward to」を微妙に異なるニュアンスで使い分けている!?
「I’m looking forward to」と「I look forward to」は、一見何の違いもないようですが、実はネイティブ(アメリカ人)はちょっとした使い分けをしています。簡単に言うと、「I’m looking forward to」はカジュアルな響きがあるため、友達同士の日常会話で使われるのに対し、「I look forward to」はフォーマルな響きがありビジネスの場で使われる傾向があります。久しぶりに会う友達に、「明日会うの楽しみにしているよ!」と言う場合は、「I’m looking forward to seeing you tomorrow!」、初めて対面する顧客に「明日、お目にかかれることを楽しみにしています」と言う場合は、「I look forward to meeting you tomorrow.」になります。
✔︎「Looking forward to / Look forward to」の用法は同じ。「To」の後に、名詞、代名詞、動名詞がフォロー。
・I’m looking forward to Saturday!(土曜日が楽しみだ!)
・I look forward to working with you.(あなたと一緒にお仕事させていただくのを楽しみにしています。)
・I look forward to hearing from you.(ご連絡お待ちしております。)
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