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Howdy Y’all !!!
文/山田由美(Text by Yumi Yamada)(テキサス州)
- 2019年6月25日
今年の春先には何回か雹の被害があり、かなり広範囲な地域で屋根を修理している家を見かけました。6月9日にはダラスエリアは強力なサンダーストームに見舞われて、洪水や停電が至る所で起こっていました。町の大通りにも水が溢れて、フリーウェイの下の道は冠水していました。
驚いたことに、このストームのせいでダラスのDFW Airportからほかの地域へのフライトがキャンセルされたため、ストーム当日だけではなく翌々日までダラスに戻れなかった方たち、もしくはダラスからご自宅に帰れなかった方たちも大勢いました。テキサスは土地も広く、なんでもテキサスサイズなのですが、自然災害が起こる時の規模もテキサス級なのだと実感しました。
そして、ここは一年中暑いと思われているダラスです(実際には冬場は0℃以下になりますので、ダラスの冬はかなり寒くなります)。すでに外気温は95℉越えになるなど、毎日の最高気温は右肩上がりです。
春先に雨が多かったのですが、暑いダラスは今後夏場になるまでどれだけ雨が降るかが分かりません。水をかなり大量に使用するスプリンクラーシステムは要注意で、使用時間や使用可能な日数等は市ごとに違います。夜間のみ使用可能になりますし(日中はすぐに乾燥してしまい、結果かなーり多めに水をまかないと土にしみこまないため)、スプリンクラーを稼働できるのも最大週2回もしくは1回になります。ときどき停電したことに気が付かず、タイマーの時計が初期化されてしまって日中にスプリンクラーで水をまいてしまうと、シティコードに引っかかり、結果として罰金を支払うことにもなりかねません。
スプリンクラーシステムも大事ですが、夏場はほとんど毎日90℉(32℃)後半か110℉(43℃)越えのダラス地域ですので、エアコンの調子が悪いと死活問題になります。各シティにはレギュレーションが決められていて、冬場であれば65℉(18℃)以上に温度設定ができなくてはなりません。
エアコンは3カ月ごとのフィルター交換も含めて、定期的なメンテナンスが必要です。ほとんどの方が知らないようですが、屋根裏にあるA/C ユニット下のパネルについているパイプと、その横にある外に水を排出するパイプも1年に1回、漂白剤をコップに半分くらいゆっくり流して、パイプの詰まりを取る必要があります。本格的に暑くなる前に、一度A/Cのお手入れをしてみてはいかがでしょうか? 本当に熱い夏場は、屋根裏に上っても5分以上続けて作業をすることはできません。
ちなみに私が冒頭で「Howdy Y’all!!!」と書いたのは、テキサン(テキサス地元民)が言う「Hello, Everybody!」もしくは「How do you do? Everybody?」のテキサス訛りです。「Y’ALL Come Back」と最後に言うことも多いのですが、こちらは皆さん、ぜひテキサスに帰って来てくださいねという意味です。
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