〔ベトナム〕栃木県が越タイでPR、知事「全力で強化」

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福田知事は、ベトナムを訪れ、栃木県の魅力をPRした=17日、ハノイ

栃木県の福田富一知事をはじめとする県の経済ミッション団が17日、ベトナム・ハノイ入りした。福田氏の同国訪問は初めてで、22日まで6日間の日程でベトナムとタイの計3都市を巡る。県内企業の進出や観光客の誘致、県産品の販売で両国とのつながりが強まる中、協力関係の深化を図る。

福田氏は、17日の夜にハノイで開催したベトナムの政府関係者らへの魅力発信セミナーで、「ベトナムへの中小企業の進出が増えており、強化に向けて全力で取り組みたい」と話した。

今年6月には、中部ダナンで「ダナン栃木法人会」が組織された。正会員は、医療機器の設計・製造などを手掛けるアイ電子工業(大田原市)、パン製品のパン・アキモト(那須塩原市)、理容・美容のビューティアトリエグループ総美(宇都宮市)、精密部品加工のTANOI(鹿沼市)など7社。工業地域のハノイ周辺と合わせ、今後の進出企業数の増加が見込まれる。

福田氏は「栃木県の外国人労働者数では、ベトナム人が最多となっている」と指摘する。全国では中国人が最も多い。技能実習生などの生活支援にも力を入れていく方針だ。

東南アジアから栃木を訪れる人も増えており、同地域からでは「タイの規模が大きく、伸び率ではベトナムが急成長している」(県の関係者)。フジの花で有名なテーマパーク「あしかがフラワーパーク」を経営する足利フラワーリゾート(足利市)の早川公一郎社長は、「年間165万人が訪れ、このうち外国人が30万人に上る」と説明した。経済ミッション団への参加により、東南アジアからの旅行者の呼び込みを狙う。

消費地タイ、農産輸出1年で30倍以上に

ベトナムで「ヒトの交流」が急成長する一方で、より経済が発展しているタイでは「モノの出荷」が大きく伸長している。県の国際課の担当者によると、2018年度のタイ向け県産農産物の輸出額は前期比30倍以上の4800万円となった。海外全体では21%増の3億6900万円で、タイ向けのイチゴの出荷が大幅に増加したことなどが寄与した。

イチゴやナシなどの果物の他、東南アジアへの日本酒の売り込みを狙う企業もある。県は「栃木の日本酒ガイド」のベトナム語版も用意し、販売促進を支援している。

井上清吉商店(宇都宮市)の井上裕史代表取締役は、ハノイの魅力発信セミナーで「澤姫」を振る舞い、「大きな関心を持ってくれたベトナム人もいる」と販売に向けた手応えがあったと話した。

ミッション団は、18日にダナン入りし、19日にはバンコクへと向かう。

栃木県は、日本酒ガイドのベトナム語版を用意。井上清吉商店の井上氏(左)は、「澤姫」を振る舞った=17日、ハノイ

情報提供:株式会社NNA

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