「延期」の英語を上手に使い分け
- 2018年4月26日
「延期する」や「持ち越す」を意味する英語はたくさんあり、使い分けに悩んだことはありませんか?個人的には「延期する」を”Postpone”と言う日本人の方をよく目にしてきました。決して間違いではないのですが、”Postpone”はどちらかというとフォーマルな表現なのでビジネスシーンで使われる傾向がり、日常会話ではあまり使われません。今日は状況毎に相応しい「延期する」の表現方法をご紹介します。
1) Put on hold
→「保留する・持ち越す」
一時的に仕事や計画を保留する・中断する際の「延期」や「持ちこし」を表します。この表現は、ビジネスの場で使われることが多く、外的要因によって予定していたことが延期するといったニュアンスが含まれます。例えば、予想外の問題が発生し、今取り組んでいるプロジェクトを一旦保留しないといけない、と表す場合は、「We have to put the project on hold.」と言います。
✔︎「~を保留する」と言う場合は「Put _____ on hold」
✔︎電話中、相手に電話を切らずに待って欲しいとお願いする状況でも使われます。
・We decided to put the project on hold until next month.(そのプロジェクトは来月まで持ち越すことになりました。)
・Can I put you on hold for a moment?(電話を切らずに少々お待ちいただけますか?)
2) Push back
→「延期する」
ミーティングが後日にリスケジュールされたり、締め切りが延期される時に使われる日常フレーズです。この表現は、人と約束した日時を延期する時に使われることが多いです。ビジネスに限らず、友達との約束事を延期する時にも使われます。
✔︎「~を延期する」と言う場合は「Push _____ back」
✔︎「~が延期された」と言う場合は「_____ was pushed back.」
・The meeting was pushed back from Wednesday to Friday.(ミーティングが水曜日から金曜日に延期されました。)
・The deadline was pushed back to next week.(締め切りは来週に延期しました。)
3) Put off
→「後回しにする」
今すべきことを後でやる、物事を後回しにすることを意味するフレーズです。外的要因ではなく、自分の判断で先延ばしにする時に使われ、今やりたくないから後でするという、ちょっとネガティブなニュアンスが含まれます。例えば、メールに返事をする予定だったが、急に忙しくなったので後にする場合、「I’m going to put it off.」 と言います。
✔︎「~を後回しする」と言う場合は「Put _____ off / Put off _____」
・Don’t put it off. Do it now!(後回しにしないで、今やりないさい!)
・I’ve been putting off this task for a long time.(このタスクは長いこと後回しにしています。)
4) Postpone
→「延期する」
“Postpone”は全ての状況において「延期する」を意味しますが、多少硬い表現になります。ビジネスメールや正式な文章などでよく使われる単語なので、会話で「延期する」を言う場合は上記で紹介した1)~3)のフレーズを使うことをお勧めします。
✔︎「~を延期する」と言う場合は「Postpone _____」
✔︎「~が延期される/された」と言う場合は「_____ is/was postponed.」
・The launch date was postponed to April 10th.(発売日は4月10日に延期されました。)
・Our manager postponed the due date to next month.(マネージャーは締切日を来月に延期しました。)
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