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カリフォルニア在住のエッセイストが、日々のできごとや考えたことを通して、アメリカ生活のつらさ、楽しさ、人の温かさと哀しさ、そして笑いをつづります。
カテゴリー:極苦楽ライフ
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第61回 弱みを無くす
語弊があるかもしれないが、ざっくばらんに言って、動物の世界が弱肉強食であるように、人間世界もそうである。人生はいろいろな意味で、不公平である。しかしそれをはっきり言ってしま... -
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第58回 待っているものがある
テクノロジーの発展で、人々の働き方も生活の仕方も激変している。買い物は自宅のPCからアマゾンなどにアクセスして求める品を注文し、数日後にはそれが玄関先に届く。日々のグロー... -
第57回 刺さった棘
根を詰めた仕事が長く続いた後は、疲労が蓄積する。身体的な疲労と、心的な疲労と。もう体と気持ちの許容量が一杯になり、我慢できない。そんな時は旅に出たくなる。旅は、自分の日常を... -
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第55回 長い、長い一年
毎日、夢中で目一杯動いているうちに、カレンダーは年末の月に入っている。年初めにした仕事や体験は、まるで遠い過去の出来事のように、霞んだ風景として記憶の底に沈んでいる。長い一... -
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第50回 いつか帰りたい
あ、しまった! 飛行機を間違えて日本に帰ってきてしまった! どうしよう。私は一瞬、ギョッとした。空港から街に行くバスの中だった。大失敗だ。あんなに憧れて何年も待ち、とうとう... -
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第46回 黙って読む教科書
数カ月の間に二人の親しい知人をあの世に見送った。庭に生息する小さな虫さえ動かなくなるのを見るのは寂しいものであるが、それが人間なら寂しさはひとしおである。人は意思疎通があ... -
第45回 レディーに なりたい
家の売買という仕事柄、実に多種多様の人と一緒に仕事をすることになる。働かせてもらったお客様の中には記億にくっきりと残る人もいる。ファーファンもその一人だった。 仕... -
第44回 人生の第二楽章
1本のメールが入った。高校の同窓会があるから日本に帰って出席してみませんか、と書かれていた。出身地の山口県萩市には、高校が4つある。その合同同窓会が東京であるという。4年... -
第43回 目で見る思い出
12月は庭の花も枯れ、外の楽しみは失せるが内なる楽しみが待っている。その一つがモミの木市場。入荷したばかりの木々は枝を空に突き立て、あの体の中を駆けぬける清々した木の香り...