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カリフォルニア在住のエッセイストが、日々のできごとや考えたことを通して、アメリカ生活のつらさ、楽しさ、人の温かさと哀しさ、そして笑いをつづります。
カテゴリー:極苦楽ライフ
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第82回 アンソニー・ボーデイン
25年前にLA 郊外のPalm Springsに2年ほど住んでいた。Coachella Valleyの広大で美しい砂漠の中の小さな町である。絢爛豪華な星空が見えるように、現... -
第81回 街に出ようよ
1年半のコロナ禍を経て、ようやく以前の人間らしい生活が再開した。この時を待ち望んでいた。屋外に繰り出す喜びに溢れた人々の姿。解放感に浸る人間の姿はどんな時でも、どんな人の上... -
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第74回 世界は変わる
新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行が起こってから、約2カ月が過ぎようとしている。世界のほぼすべての都市がロックダウンとなり、我々は家に閉じこもり、町はゴー... -
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第70回 ドライバーズライセンス
ドライバーズライセンス更新の知らせが来た。きゃあ、恐れていたものがついに来た。3カ月後に現在のライセンスが切れることは自覚していたが、嫌なことは考えないようにしていた。私の... -
第69回 なんでもない道
私には何人かの恩人がいる。なかでも親友の正子さんのことは、しばしば想い出す。私より7歳年上だった。25年前の私は子育て真っ最中で、経済的にも苦しかった。自分の行く手が見えな... -
第68回 好きなこと
美しいものは、私たちを慰めてくれる。揺れる気持ちを静めたい時は、私は好きな1曲を聴く。バイオリニストのサラチャンが演奏する、ショパンのノクターンを聴く。すっと気持ちが収まり... -
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第66回 カーネギーホールで第九を歌う
あれがカーネギーホールだ。実物は写真で見るよりはるかに重厚で美しい。威厳に満ちた風格を漂わせ、どっしりと建っている。1960年代、マンハッタンに開発の波が押し寄せ、由緒ある... -
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第64回 一緒にする
毎年夏、待ち焦がれている合唱祭「Pacific Choir Festival」が8月12日に終わった。私の夏はこれ無しでは完結しない。終わった後は寂しい。3日間の緊張した練... -