樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)

樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)

カリフォルニア州オレンジ郡在住。気がつけばアメリカに暮らしてもう37年。1976年に渡米し、アラバマを皮切りに全米各地を仕事で回る。ラスベガスで結婚、一女の母に。カリフォルニアで美術を学び、あさひ学園教師やビジュアルアーツ教師を経て、1999年から不動産業に従事。山口県萩市出身。早稲田大学卒。

樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)の記事一覧

    ターシャ・テューダーの庭

    コロナ禍の3カ月の自粛生活は、私たちそれぞれに、自分の忙しい生活を今一度振り返る良い機会となった。私は何を求めてこんな忙しい毎日に明け暮れているのだろうかと。 最初の...

    第74回 世界は変わる

    新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行が起こってから、約2カ月が過ぎようとしている。世界のほぼすべての都市がロックダウンとなり、我々は家に閉じこもり、町はゴー...

    第73回 明日の家

    最近、自己反省する機会があった。 家の売買を仕事としているので、ありとあらゆる家を見てきている。ここに住めるのだろうかと思うような質素なところから、こんなところに同じ...

    第72回 宿題

    毎年元旦には決まって行くところがある。日本人妻だけの「おせちパーティ」だ。もう20年以上も続いている。米国人夫を家に残し、5〜6人の日本人妻たちだけが、おせち料理を食べなが...

    第71回 飾り窓

    年末のホリデーシーズンが近づくと、なんとなく寂しくて、人恋しくなる。花も散り、枯れ葉が舞い落ちた裸の木々が寒々しい。その日が曇天であれば、体も心も冷えびえする。そんな時、明...

    第70回 ドライバーズライセンス

    ドライバーズライセンス更新の知らせが来た。きゃあ、恐れていたものがついに来た。3カ月後に現在のライセンスが切れることは自覚していたが、嫌なことは考えないようにしていた。私の...

    第69回 なんでもない道

    私には何人かの恩人がいる。なかでも親友の正子さんのことは、しばしば想い出す。私より7歳年上だった。25年前の私は子育て真っ最中で、経済的にも苦しかった。自分の行く手が見えな...

    第68回 好きなこと

    美しいものは、私たちを慰めてくれる。揺れる気持ちを静めたい時は、私は好きな1曲を聴く。バイオリニストのサラチャンが演奏する、ショパンのノクターンを聴く。すっと気持ちが収まり...

    第67回 誤算

    大変な誤算があった。いつか、いつか、きっと幸せになれる時が来る、と呪文のように唱えながら、米国生活に挑戦し、肉体的、精神的苦痛に耐えてきたつもりだった。そして40年が過ぎた...

    第66回 カーネギーホールで第九を歌う

    あれがカーネギーホールだ。実物は写真で見るよりはるかに重厚で美しい。威厳に満ちた風格を漂わせ、どっしりと建っている。1960年代、マンハッタンに開発の波が押し寄せ、由緒ある...

    第65回 ハンバーガー

    戦いに出る前に食べるものがあるなら、私には間違いなく肉だ。腹持ちが良く、なんといっても力が出る。しばらく空腹にならないのが良い。 普段はどちらかというと、魚や野菜中心...

    第64回 一緒にする

    毎年夏、待ち焦がれている合唱祭「Pacific Choir Festival」が8月12日に終わった。私の夏はこれ無しでは完結しない。終わった後は寂しい。3日間の緊張した練...

    第63回 犬の十戒

     家の売買を仕事にしている。 買う時は楽しい。貯金ができたから、結婚したから、こどもが生まれるから、引退するから。どのような理由であれ、新生活への期待に笑顔が...

    第62回 いい女、いい男

     子供を持った人なら分かると思うが、彼らがティーンエージャーの頃のみずみずしさといったらない。伸びてゆく若葉のような勢いと精気を身にまとっている。私には娘があり、彼...

    第61回 弱みを無くす

    語弊があるかもしれないが、ざっくばらんに言って、動物の世界が弱肉強食であるように、人間世界もそうである。人生はいろいろな意味で、不公平である。しかしそれをはっきり言ってしま...

    第60回 住めば都

     日本でさえも、沖縄から北海道まででは、その土地土地で気候も違えば人々の生活も異なる。日本の約25倍の広さのアメリカは、気候も人種差もそれだけ大きい。土地が変われば...

    第59回 表と裏

     フェイスブックが出始めの頃は、皆が競って自分のアカウントを作り、いろいろなイベントを投稿したものだ。投稿に「いいね」をクリックしてね、と言われたことも何度かある。いいねの...

    第58回 待っているものがある

     テクノロジーの発展で、人々の働き方も生活の仕方も激変している。買い物は自宅のPCからアマゾンなどにアクセスして求める品を注文し、数日後にはそれが玄関先に届く。日々のグロー...

    第57回 刺さった棘

    根を詰めた仕事が長く続いた後は、疲労が蓄積する。身体的な疲労と、心的な疲労と。もう体と気持ちの許容量が一杯になり、我慢できない。そんな時は旅に出たくなる。旅は、自分の日常を...

    第56回 新しい日

    アメリカに住む日本人である我々には、二つの祖国がある。人としての矜持と繊細な情感を含んだ日本語を教えてくれた母国、日本。人間は皆平等で、社会人としての責任を果たし、社会のル...
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  2. この原稿を書いているのは2020年6月12日。昨日、ニナの義務教育が終了した。オンラインでの...
  3. アラスカ州とカナダの国境地帯に広がるのは、世界最大規模の自然保護区。北米大陸最高峰の山々に世...
  4. コロナ禍の3カ月の自粛生活は、私たちそれぞれに、自分の忙しい生活を今一度振り返る良い機会とな...
  5. ニューヨークを拠点に、さまざまなセミナー、フェスティバルやディナー会などのイベント、質の高い日本食を...
  6. 疲労の原因には、精神的ストレス、身体的ストレス、生活環境ストレス...
  7. 2020年6月6日

    第74回 世界は変わる
    新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行が起こってから、約2カ月が過ぎようとして...
  8. 2020年6月5日

    第82回 実践的教育
    この原稿を書いている2020年4月現在、全米は新型コロナウイルスのパンデミックの渦中にある。...
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