樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)

樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)

カリフォルニア州オレンジ郡在住。気がつけばアメリカに暮らしてもう43年。1976年に渡米し、アラバマを皮切りに全米各地を仕事で回る。ラスベガスで結婚、一女の母に。カリフォルニアで美術を学び、あさひ学園教師やビジュアルアーツ教師を経て、1999年から不動産業に従事。山口県萩市出身。早稲田大学卒。

樋口ちづ子 (Chizuko Higuchi)の記事一覧

    家を遺す

    家の売買に関わる仕事を長年している。人それぞれ異なった理由でこの職業を選択するのだろうが、私の場合は建築物が好きというのが第一の理由だった。家の大小に関わらず、ここをこうし...

    旅に出ようよ

    今年こそは旅に出よう。本当は1年9カ月前に実行するはずだった。綿密に計画を立て、飛行機、ホテル、ツアーの予約をし、支払いすべてを完了していた。それなのにコロナが勃発し、すべ...

    第83回 天国はどこにあるの?

    私は長い間、天国を探して生きてきたような気がする。ほとんど前進していないのろまさだが、一応、目標に向かって人並みに歩いてきたつもりだ。誠実に、倦まず弛まず続ければ、いつかは...

    第82回 アンソニー・ボーデイン

    25年前にLA 郊外のPalm Springsに2年ほど住んでいた。Coachella Valleyの広大で美しい砂漠の中の小さな町である。絢爛豪華な星空が見えるように、現...

    第81回 街に出ようよ

    1年半のコロナ禍を経て、ようやく以前の人間らしい生活が再開した。この時を待ち望んでいた。屋外に繰り出す喜びに溢れた人々の姿。解放感に浸る人間の姿はどんな時でも、どんな人の上...

    産後うつ

    文章を書く時、明確なルールを自分に課している。それは家族のこと、仕事のことは一切書かないということ。ゼロ。そのほかのことを書く時は、読んで気持ちの良いもの、人の役に立つであ...

    じゃあ、またね

    私たちは皆それぞれ趣味を持っている。コロナ禍の巣ごもり生活の間に、鉢植えやベランダ菜園を始める人の数が増えたというニュースを聞いた時、園芸好きの私は仲間が増えたことが嬉しか...

    プランを立てよう

    昨年のコロナ自粛生活は、苦しい毎日だった。エッセンシャルワーカーの私は3月半ばからの3カ月は完全巣ごもりだったが、7月4日以降はいつもと変わらず外出し、仕事をした。当然、厳...

    手を使うこと

    コロナ自粛も9カ月も過ぎると、さすがに疲れてくる。少しずつ規制も緩和され始めたが、根本的な解決に至るには、まだ4カ月以上を要するだろう。3月半ばから始まったパンデミックに丸...

    豊かな日々を生きる

    「Live rich life」。ピート・ハミルの言葉である。2020年8月5日、彼は85歳で亡くなった。 社会に事件が起きた時、オピニオンリーダーが出てきて事件の背...

    ターシャ・テューダーの庭

    コロナ禍の3カ月の自粛生活は、私たちそれぞれに、自分の忙しい生活を今一度振り返る良い機会となった。私は何を求めてこんな忙しい毎日に明け暮れているのだろうかと。 最初の...

    第74回 世界は変わる

    新型コロナウィルス(COVID-19)の世界的大流行が起こってから、約2カ月が過ぎようとしている。世界のほぼすべての都市がロックダウンとなり、我々は家に閉じこもり、町はゴー...

    第73回 明日の家

    最近、自己反省する機会があった。 家の売買を仕事としているので、ありとあらゆる家を見てきている。ここに住めるのだろうかと思うような質素なところから、こんなところに同じ...

    第72回 宿題

    毎年元旦には決まって行くところがある。日本人妻だけの「おせちパーティ」だ。もう20年以上も続いている。米国人夫を家に残し、5〜6人の日本人妻たちだけが、おせち料理を食べなが...

    第71回 飾り窓

    年末のホリデーシーズンが近づくと、なんとなく寂しくて、人恋しくなる。花も散り、枯れ葉が舞い落ちた裸の木々が寒々しい。その日が曇天であれば、体も心も冷えびえする。そんな時、明...

    第70回 ドライバーズライセンス

    ドライバーズライセンス更新の知らせが来た。きゃあ、恐れていたものがついに来た。3カ月後に現在のライセンスが切れることは自覚していたが、嫌なことは考えないようにしていた。私の...

    第69回 なんでもない道

    私には何人かの恩人がいる。なかでも親友の正子さんのことは、しばしば想い出す。私より7歳年上だった。25年前の私は子育て真っ最中で、経済的にも苦しかった。自分の行く手が見えな...

    第68回 好きなこと

    美しいものは、私たちを慰めてくれる。揺れる気持ちを静めたい時は、私は好きな1曲を聴く。バイオリニストのサラチャンが演奏する、ショパンのノクターンを聴く。すっと気持ちが収まり...

    第67回 誤算

    大変な誤算があった。いつか、いつか、きっと幸せになれる時が来る、と呪文のように唱えながら、米国生活に挑戦し、肉体的、精神的苦痛に耐えてきたつもりだった。そして40年が過ぎた...

    第66回 カーネギーホールで第九を歌う

    あれがカーネギーホールだ。実物は写真で見るよりはるかに重厚で美しい。威厳に満ちた風格を漂わせ、どっしりと建っている。1960年代、マンハッタンに開発の波が押し寄せ、由緒ある...
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    アメリカの大学の日本語クラスは人気がある。私自身、過去にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(U...
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  7. Q.海外に長く住んでいて、子どものアイデンティティが心配です。日本人として育ってほしいのですが…...
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