シリーズアメリカ再発見㊶
ハワイ島 マウナラニの息吹

文&写真/佐藤美玲(Text and photos by Mirei Sato)

Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows
マウナ ラニ ベイ ホテル&バンガローズ

住所:68-1400 Mauna Lani Drive,
Kohala Coast, Island of Hawaii 96743
問い合わせ:808-885-6622
reservations@maunalani.com
詳細:www.maunalani.com

日本オフィス
問い合わせ:03-5428-5767
japanoffice@maunalani.com
詳細:www.maunalani.com/jp

 

ロケーション

 ハワイ島は、火山と海と溶岩があり、エネルギーに満ちたパワースポットとして知られる。広さは日本の四国の半分ぐらい。
 島の北西、リゾート地帯のコハラ・コーストにある。マウナラニの敷地には、古代ハワイの遺跡が多く残り、パワースポット目当てに訪れる人も多い。
 海に面している。ハワイ島には赤土や黒砂のビーチが多いが、ここは白砂で、比較的遠浅だ。
 最寄りのコナ国際空港から、車で約30分。コナへは、シアトル、ベイエリア(オークランド、サンフランシスコ)、ロサンゼルス、フェニックス、ポートランドから直行便が飛んでいる。
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歴史

 もとは王族の土地だった。カメハメハ1世の血を引くフランシス・ハイド・イイー・ブラウンが所有し、ハリウッドのスターや地元の名士が集まる保養地だった。
 ゴルフ好きだったブラウンが、東京オリンピック(1964年)の機会に日本へ行き、東急電鉄株式会社の五島昇と会って意気投合。一緒にリゾート開発を進めることになった。
 1972年、東急が土地を取得し、直営のゴルフ場とホテル、コンドミニアムなどを備えたリゾート開発計画を立てる。1983年にホテルが開業した。100%子会社の「マウナラニリゾート(オペレーション)株式会社」を通して、開発当初から一貫して、ホテルとゴルフ場を保有・経営。日本語を話すスタッフが常駐している。

マウナラニのビーチ。シュノーケルなどのレンタルもできる Photo © Mirei Sato

マウナラニのビーチ。シュノーケルなどのレンタルもできる
Photo © Mirei Sato


客室

 全341室で、2013年に改装を終えたばかり。デラックスオーシャンビュー、オーシャンビュー、ガーデンビューなどのタイプがあり、好みに応じて選べる。
 室内インテリアは、ハワイ島ヒロを拠点にする人気デザイナー、シグ・ゼーン(Sig Zane)のデザインを取り入れた。モダンでありながら、ハワイ島らしい伝統を大切にした。ベッドのヘッドボードは、ヤシの葉をモチーフにしたカービング。
 別棟にあるバンガローは有名。アメリカの高級旅行誌などでよく取り上げられる。ちょっとした邸宅のようで、2ベッドルーム。最大で大人6人まで泊まれる。花のデザインを多用。プライベートなプールやジャグージ、キッチンなどがついている。
 俳優ケビン・コストナーが、映画撮影中に滞在したことでも知られる。

オーシャンフロント・バンガロー Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

オーシャンフロント・バンガロー
Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows


レストラン

 今年5月にオープンした、ジャパニーズレストラン「しおの」(Shiono)が人気がある。コナで10年営業している寿司屋の系列。東京・銀座にも店がある。
 ゴルフ場のクラブハウスというロケーション。カジュアルな雰囲気の中で、日本人の職人が握る本格的な寿司が楽しめる。地場の食材を使うサラダや、ハンバーガーもある。ハワイ近海マグロのユッケ、ハワイアンビーフのレバー刺し、カラフルな寿司ロール、コナの地ビール、日本から輸入する高級寿司ネタなど、バラエティーに富んだメニュー。

「しおの」の寿司ロールとマイタイ。新鮮な刺身は日本から輸入した高級ネタも使う Photo © Mirei Sato

「しおの」の寿司ロールとマイタイ。新鮮な刺身は日本から輸入した高級ネタも使う
Photo © Mirei Sato

ロブスターのフライのバーガー Photo © Mirei Sato

ロブスターのフライのバーガー
Photo © Mirei Sato

コナの地ビール Photo © Mirei Sato

コナの地ビール
Photo © Mirei Sato

 メーンダイニングは、ディナーのみのレストラン「カヌーハウス」(Canoe House)。ハワイの食材にこだわった創作料理で、盛りつけも美しい。
 ホテルとは別棟で海岸にあり、西に向いているので、年中夕日が見られる。コハラ・コーストから見る夕日は、ピンク色をしていることで人気。また、「グリーンフラッシュ」といって、太陽が水面に沈む瞬間に緑色にピカピカッと光る現象が時折見られることでも有名だ。
 朝食は、バッフェスタイル。プールサイドとビーチを眺めるガーデンテラスで。ペイストリーは手づくりで、ハワイの名物ポルトガル風ドーナツのマラサダもある。

カヌーハウスの店内 Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

カヌーハウスの店内
Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows


ゴルフ場

 チャンピオンシップコースの「Francis H. I’I Brown North and South Courses」。海に向かって打つサウスコース、溶岩に囲まれたノースコース。異なる表情が楽しめる。
 サウスコースの15番ホールは、ハワイ島随一の「海越え」コースとして有名。ノースコースの17番ホールは、傾斜が美しい。季節によっては雪山も見える。

マウナラニ自慢のゴルフ場、ノースコースの17番ホール Photo © Mirei Sato

マウナラニ自慢のゴルフ場、ノースコースの17番ホール
Photo © Mirei Sato


アクティビティー

 ホテル専用のビーチで、シュノーケルやサーフィンのレッスンができる。カヤックやサーフボードも借りられる。ホエールウォッチングなど、各種クルーズもある。
 毎日、時間割でアクティビティーが用意されている。テニス・クリニック、シュノーケル101、ビーチサイド・ヨガなど。
 ホテル独自のカルチャー・プログラムでは、養魚池をめぐる歴史ツアー、ココナツ・ウィービング、釣りのデモンストレーションなどがある。無料のものと有料のものがある。
 満月に一番近い土曜日には、浜辺で、ハワイに伝わる物語や、ダンス、音楽などが披露される。宿泊客だけでなく、地元の人も大勢参加する。年内は、11月21日と12月19日に開催。

海岸でのヨガ Photo © Mirei Sato

海岸でのヨガ
Photo © Mirei Sato


スパ

Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

 アメリカの旅行誌で常に高い評価を受けているスパ。溶岩洞窟プールでのヒーリング体験、塩水に浮いたままセラピストが指圧やストレッチを行う「watsu」が人気。溶岩に照りつける太陽熱を利用した「lava sauna」も。
 伝統的なハワイのセラピー「ロミロミ」は、屋外で行い、気持ちがいい。
 溶岩の泥パックや、パアカイ(塩)を温めたピカキオイルに混ぜてラップする、といったユニークなサービスも受けられる。

スパで行う「watsu」 Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows

スパで行う「watsu」
Courtesy of Mauna Lani Bay Hotel & Bungalows


ショッピング

 リゾート敷地は広大だが、無料シャトルが走っていて、無料で自転車もレンタルできる。
 コインランドリーやスーパーマーケットがあり、長期滞在も便利。
 併設の「The Shops at Mauna Lani」には、レストランやスーパーマーケットがある。「Hula」のショーなども行われる。

 

<予告編>

 ハワイ島には、世界遺産キラウエア火山と、マウナケア山があります。フロントラインでは近く、「ハワイ島〜日の出&星空編」特集を掲載します。お楽しみに!

 

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佐藤美玲 (Mirei Sato)

佐藤美玲 (Mirei Sato)

ライタープロフィール

東京生まれ。子供の時に見たTVドラマ「Roots」に感化され、アメリカの黒人問題に対する興味を深める。日本女子大英文学科アメリカ研究卒業。朝日新聞記者を経て、1999年、大学院留学のため渡米。UCLAアメリカ黒人研究学部卒業・修士号。UMass-Amherst、UC-Berkeleyのアメリカ黒人研究学部・博士課程に在籍。黒人史と文化、メディアと人種の問題を研究。2007年からU.S. FrontLine誌編集記者。大統領選を含め、アメリカを深く広く取材する。

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