シリーズ世界へ! YOLO⑦ セイシェル
エデンの園と呼ばれた島

文&写真/佐藤美玲(Text and photos by Mirei Sato)

 

Photo © Mirei Sato

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食べる

 セイシェルの伝統料理は、アフリカ、フランス、インドの食文化が混じり合った「クレオール・キュイジーヌ」だ。
 メーンは、近海で獲れる新鮮な魚。グリルかフライにして、チリやジンジャー、ガーリック、ココナツミルクで味付けする。ガイドのスティーブさんは「バラクーダにチリソースをかけたもの、パロットフィッシュのフライ、レッドスナッパー」を好物に挙げた。果物も豊富で、マンゴーだけで30種類はある。カレーは、パパイヤやゴールデンアップルを使ったチャツネと一緒に。

 クレオール料理の歴史を知りたければ、ビクトリアにある「マリー・アントワネット」を訪れるといい。セイシェルで一番古いレストランだ。デザートの「ココナツヌガーのアイスクリーム」は、とても甘いが、滅多に食べられない珍味。

 私にとっては、ラディーグの海岸の食堂で食べた、脂たっぷりの白身魚のフライが絶品だった。マンゴーを酢漬けにしたような付け合わせのサラダも美味。一緒に、特産のバニラティーに砂糖とミルクをたっぷり入れて飲む。満足感に浸っていると、ティーカップの中でハエが溺れているのを見つけた。幸福な最期だったのでは、と思った。

 お土産には、「Coco d’Amour」というココナツのリキュールを。ココ・デ・メアの「お尻」の形をしたボトルに入っている。セイシェル国内でもホテルやバーでしか飲めない。冷凍庫で冷やしてショットで。「日本酒みたいな名前でしょ」と地元の人が言うラム「タカマカ」は、庶民的な値段で小さな商店でも買える。
 

魚のフライと、マンゴーの付け合わせ Photo © Mirei Sato

魚のフライと、マンゴーの付け合わせ
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「マリー・アントワネット」のクレオール料理
Photo © Mirei Sato


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「マリー・アントワネット」のクレオール料理
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レストラン「マリー・アントワネット」 Photo © Mirei Sato

レストラン「マリー・アントワネット」
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アクセス

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 マへ、プラリン、ラディーグ以外の島には「住民」はいないが、リゾートホテルや別荘がある。昨年、イギリスのウィリアム王子&ケイト妃がセイシェルを新婚旅行先に選んだため、旅行代理店の問い合わせが殺到しているそうだ。ただ、「手の届かない高嶺の花のような場所ではない」とAlan St. Ange観光大臣が言う通り、気取ったところはなく、ヨーロッパやアジアから、家族連れで気軽に来ている旅行者を多く見かけた。

 住民は、英語とクレオール語に堪能で、フランス語を話せる人も多い。

 空の玄関口は、ビクトリアにあるセイシェル国際空港。航空会社は、エミレーツ、エティハド、カタール、エチオピアンなどが乗り入れている。アメリカからセイシェルへの直行便はない。ヨーロッパの主要都市や、中東のドバイ、ドーハなどを経由する。セイシェルやモーリシャスなどインド洋に浮かぶ6つの島国は、最近「バニラ・アイランド」として提携し、観光客誘致を図っている。これらを組み合わせて回るか、アフリカの沿岸各国を含めた旅にしても面白い。

 年間を通じてユニークなフェスティバルがある。3月の「Carnival International de Victoria」には、本場ブラジルや、アフリカ、カリブの国々からも参加してパレードが繰り広げられる。

 

 

最新情報は「セイシェル共和国政府観光局」のウェブサイトで!
Sez_Islands_Logo
www.seychelles.travel/en

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佐藤美玲 (Mirei Sato)

佐藤美玲 (Mirei Sato)

ライタープロフィール

東京生まれ。子供の時に見たTVドラマ「Roots」に感化され、アメリカの黒人問題に対する興味を深める。日本女子大英文学科アメリカ研究卒業。朝日新聞記者を経て、1999年、大学院留学のため渡米。UCLAアメリカ黒人研究学部卒業・修士号。UMass-Amherst、UC-Berkeleyのアメリカ黒人研究学部・博士課程に在籍。黒人史と文化、メディアと人種の問題を研究。2007年からU.S. FrontLine誌編集記者。大統領選を含め、アメリカを深く広く取材する。

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