さまざまな機能性効果を発揮する
キノコ
キノコはそのものが菌類。まるごと菌だけを食べられる唯一のユニークな食材だ。キノコに含まれる栄養素のなかでも一番大きいのは、食物繊維。水溶性と不溶性の両方がたっぷり含まれており、毎日の食事にキノコを取り入れることで便秘の解消が期待できる。
キノコの種類によって違いはあるが、ビタミンBとD、カリウム、オルニチン、アミノ酸(GABA)なども含まれている。多様な栄養素が、脳の活性化や免疫力低下の防止、美容効果、花粉症予防、冷え性対策、二日酔い対策など、多くの改善を補助してくれるのだ。さらに、胎児の成長や成長ホルモンの分泌、歯と骨づくりをサポートする栄養素も含まれているので、妊婦やこどもにも毎日食べてほしい。
Hokto Kinoko Companyは現在、アメリカでエリンギ、マイタケ、ブナシメジ、ブナピーの4種類を生産販売している。「すべてオーガニック、遺伝子組み換えもしていません。キノコはいろいろなものを吸収する性質があり、有害な物質なども吸収しやすいのです。そのため、うちでは農薬・化学肥料などを一切使用しないで環境を整え、純粋なキノコの菌だけを育てています」と話すのは、シニアマネージャーの諸藤高治さん。
同社のブナシメジ、ブナピー、マイタケは1パッケージあたり約100g、エリンギは270g。「キノコは100gで約20kcal。低カロリーなので食べ過ぎて困ることはなく、ダイエットしている人にもおすすめです。噛めば味が出るので、塩を少なめで調理してもおいしいですよ」と諸藤さんは言う。
ほのかな味はほかの食材を邪魔しないので、料理の具材として合わせやすいのも嬉しい。諸藤さんのおすすめは、「マイタケなら天ぷらがベスト。ベーコンやホウレンソウとの炒め物、鍋にも良いですよ。エリンギとブナシメジ、ブナピーはクセが少ないので、何にでも合います。ホームページにもレシピを多数載せているので、ぜひ見てみてください」とのこと。
http://www.hokto-kinoko.com
Shiratakiシリーズ
こんにゃくは、腸内の善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を含む食品。そのこんにゃくを食べやすくアレンジした商品が、House Foods AmericaのShiratakiシリーズだ。「植物性食品が注目されるなか、弊社が販売するしらたきをパスタの代用品にできるのでは、という考えが始まりでした」と話すのは、シニアマネージャーの磯部雅彦さん。アメリカで豆腐をメイン商材とする同社は、まず豆腐を練りこんだ「Tofu Shirataki」を発売し、大好評を得た。グルテンフリーでコレステロールも入っておらず低カロリーなので、ヴィーガンやダイエット志向の人に重宝されている。2015年には、栄養価を考えてさらに進化した「Smart Noodle」を発売。1袋あたり、体のさまざまな機能に重要なオメガ3脂肪酸(ALA)が800mg、食物繊維が8g入っている。現代の人々は、これらの成分が不足しがちだ。同商品を1袋食べることで、1日に必要な摂取量に対してオメガ3脂肪酸は50%、食物繊維は27%を摂取できる。「こんにゃく独特の臭みがなくて食べやすく、何にでも合わせられます。パスタの代用のほか、サラダに入れたり酢の物にしたり。これからの暑い季節は、おそばのように麺つゆにつけて食べるのもサッパリしておすすめですよ」House Foods America Corporation
https://www.house-foods.com
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