
© 2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT, LLC
女性が主人公のラブコメと言えば、登場人物は全員、彼氏探しに必死というイメージがあるが、本作はそんな王道から少し外れた今風の展開になっている。というのも、主人公アリスは冒頭、恋人に「少しの間、シングルでいたい」と切り出して、シングル生活に踏み出し、友人ロビンはシングル生活を満喫すべく、毎晩、違う男性と楽しい時間を過ごし、姉のメグは、恋人作りを放棄して仕事に燃え、人工授精でシングル・マザーになることを決意するからだ。そんな3人に、妥協を許さず理想の恋人を見つけるべくデートを重ねるルーシーの生き方も絡ませ、「お一人様で恥ずかしいと思わなくて良い。存分にエンジョイしよう!」と提案する。

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アリスに扮するのは、「Fifty Shades of Grey」のダコタ・ジョンソン。芸能一家出身の彼女は、親の七光りという揶揄を払拭し、女優としての実力を本作でも見せる。ロビン役のレーベル・ウィルソンのぶっ飛びコミカル演技も笑わせるが、本作で強く印象に残ったのは、メグ役のレスリー・マンと彼女の恋人ケンに扮したジェイク・レイシー。特にマンの演技は、これまでの作品に大きく水をあけるほどの出来栄えだった。(2月13日から劇場公開)

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