赤岩寛隆 (Hirotaka Akaiwa)

赤岩寛隆 (Hirotaka Akaiwa)

外航海運会社で20年以上にわたり北米定期航路の集荷営業に従事。北米駐在を経て2013年9月、北米唯一の海運、港湾、物流情報発信会社SHIPFANを設立。
「日本海事新聞」紙上に「ロサンゼルス便り」、 ロサンゼルスのフリーペーパーに「物流時報」を定期掲載するほか、物流コンサルティング、物流セミナー、港湾ツアーの開催、輸出入のマッチング業務を手がけている。ロサンゼルス港に「コンテナ物流研究所」を開設。

赤岩寛隆 (Hirotaka Akaiwa)の記事一覧

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第28回

    中国の一地方都市である武漢に端を発したコロナウイルスの感染拡大は、瞬く間に世界に広がり、全世界で160万人(4月11日現在)以上の人が感染確認され、10万人以上の人がその尊...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第27回

    1980年代後半、米国の海運二法の改定により、規制緩和が広がった。それにともない、船を持たずに海上輸送を行う複合輸送業者であるNVOCC(NON-VESSEL OPERAT...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第26回

    北米運賃同盟がその拘束力を失い、その後を引き継いだTSA(太平洋航路安定化協議会)ではあるが、団体であるがゆえにFMC(米国連邦海事委員会)の監視も強く、時に談合に見られる...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第25回

    北米同盟消滅後の同航路 米国海運法の改定にともない規制緩和が大幅に進み、海運各社は独自の運賃設定をもとに集荷を進めていくことになった。結果、欧州運賃同盟と双璧を成していた...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第24回

    欧州海運運賃同盟とともに、海運業界の安定と栄華を誇ってきた北米海運運賃同盟。しかし、それも1984年の米国海事法の改定により規制は大きく緩和され、自由競争の速度は一段と早く...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第23回

    前回の最後にFMC(連邦海事委員会)への登録義務化のなかで生まれた「ミーツーファイリング」に触れた。詳しく述べる前に、北米運賃同盟の運賃設定の変遷を述べていきたい。 北米航路の確...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第22回

    米国連邦海事委員会とNVOCC 米国連邦海事委員会は米国沿岸、湾岸周辺の安全と海運、港湾の円滑な運営を促す機関としての機能があり、発足当時から独立色を強めていた。たとえ米...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第21回

    経済力をつけていく日本 前回、日本およびアジアから太平洋を渡る北米航路の開設と、北米運賃同盟の発足について述べた。 クローズド・コンファレンスと呼ばれた欧州運賃同盟...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第20回

    1956年4月26日、世界に先んじて登場したコンテナ船は、その後の海運や物流を根底から変える一大物流革命であった。たった一人の「物流をもっと効率的に」という思いは、業界に投...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第19回

    戦後日本の海運・造船業 今回のメインのテーマとなる北米運賃同盟は、日本の経済的な発展なくしては語れない。 1945年、第二次世界大戦が日本の敗戦で幕を閉じ、世界は米国、ソ連...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第18回

    以前、このコラムでも紹介させていただいた元ITS(インターナショナル・トランスポーテーション・サービス)の会長であった浅見紳太氏が、1月31日に永眠した。海上輸送の一大革命...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第17回

    前回、欧州運賃同盟加入船社がブッキングコミッションの割引率を大きくすることで、台頭する盟外船社との競合に対抗していた状況を書いた。 コミッションをめぐる事件 コモディテ...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第16回

    コンテナ船の出現とボックスレート 前号で触れたように、もともと海上運賃は、製品の品目によって決められていた「コモディティ・レート」が主流であった。しかし、コンテナの出現により...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第15回

    コンテナ輸送の海上運賃 シャンハイ・コンテナライズド・フレイト・インデックスというのを検索すると、上海港から北米、欧州に限らず、主要航路のコンテナ輸送における海上運賃の市...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第14回

    戦後の経済復興と発展 第二次世界大戦後、戦勝国も敗戦国も、国の発展のために産業を復興させる必要があった。とりわけ、ドイツやイタリアとの対戦で大きな犠牲が出た欧州各国のダメージ...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第13回

    船社の誕生と運賃同盟 19世紀の後半、英国を中心にした欧州各国は、アジアやアフリカ、南米を植民地にすると同時に、そこからの食産物を自国に輸送するため、海運を強化していった。英...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第12回

    ポルトガル、スペインに始まった大航海時代には、国力、戦力の優劣によりイタリア、ベルギー、フランスなど中心的な国の変遷は見られるが、やはり19世紀のはじめにナポレオン戦争に勝...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第11回

    ポルトガルのエンリケ王子の名前はご存知だろうか。また、彼の功績は? エンリケが切り開いた世界への道 欧州の最西端に位置するポルトガルにとって、眼前に広がる大西洋の果てに...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 
    第10回

    前回、三菱の創業者である岩崎弥太郎に触れた。今回はその続編である。 新たな競合、英国P&O社との戦い アメリカのパシフィックメール社を上海航路から追い出した郵便...

    物流を制すものはビジネスを制すか? 第9回

    皆さんは『猛き黄金の国』という漫画をご存知だろうか? 著者は『俺の空』『サラリーマン金太郎』など男気を描かせたら右に出る作家はいないといわれる本宮ひろ志さんだ。 この...
アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 「石炭紀のガラパゴス」として知られ、石炭紀後期のペンシルバニア紀の地層が世界でもっとも広範囲に広が...
  2. ジャパニーズウイスキー 人気はどこから始まった? ウイスキー好きならJapanese...
  3. 日本からアメリカへと事業を拡大したMorinaga Amerca,Inc.のCEOを務める河辺輝宏...
  4. 2024年10月4日

    大谷翔平選手の挑戦
    メジャーリーグ、野球ボール 8月23日、ロサンゼルスのドジャース球場は熱狂に包まれた。5万人...
  5. カナダのノバスコシア州に位置する「ジョギンズの化石崖群」には、約3 億5,000 万年前...
  6. 世界のゼロ・ウェイスト 私たち人類が一つしかないこの地球で安定して暮らし続けていくた...
  7. 2024年8月12日

    異文化同居
    Pepper ニューヨーク同様に、ここロサンゼルスも移民が人口の高い割合を占めているだろうと...
  8. 2024年6月14日、ニナが通うUCの卒業式が開催された。ニナは高校の頃の友人数名との旅行...
ページ上部へ戻る