セレブの影響力とは?「Ratchet & Clank」(4月29日から劇場公開)

文/はせがわいずみ(Text by Izumi Hasegawa)

 

© 2016 Focus Features

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 同名ゲームが原作のアニメ映画となる本作は、主人公ラチェットが相棒のロボット、クランクと共に悪と戦うストーリーで、昨今、メディアを席巻するセレブの影響力についてのメタファーがミックスされた内容。それを皮肉るかのように、主役以外のキャラクターに有名俳優を起用している。悪のボスキャラの右腕にシルヴェスタ・スタローン、ラチェットの育ての親にジョン・グッドマンが声を提供。また、ラチェットが憧れるスーパーヒーローのチームの一員コラには、ティーンからの絶大な人気を誇る18歳のベラ・ソーンを起用している。

 パパラッチに付きまとわれる生活のソーンは、若いながらも有名税についてある意味、悟りを開いているようだ。「故郷のマイアミのビーチで寝そべっていたら、25人くらいのパパラッチが私のすぐ横でカメラを構えていたの。ずっとシャッターを切っているパパラッチに別のパパラッチが、『もう十分撮っただろ。ほっといてやろうぜ』って言ってくれたの。でもその後で、『あ、海に入ったらぼくらはまた来るからね』って言われたわ。こうしたデメリットはあるけれど、素晴らしいメリットがあるわ。人間は本能として人助けしたいっていうのがあるでしょ? 私は自分の立場を使って、たくさんの慈善活動に参加して、人を助けることができている。お金だけじゃない。話をしたり、聞いたりすることが大事なの」と記者会見で話していた。(4月29日公開)

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はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

はせがわいずみ (Izumi Hasegawa)

ライタープロフィール

島根県松江市出身。映画ジャーナリスト・神主。NHKなどのアナウンサーを経て、映画・TV記者に。取材したセレブはのべ5000人以上。スターのインタビューや写真を全世界の媒体に配信する通信社Hollywood News Wire Inc. を経営 (一部をWhatsUpHollywood.comに掲載。動画インタビューはUTBでも放送中!!)。ハリウッドと日本の架け橋としてHollywood-PRを立ち上げ、PR・マーケティング、コンサルタントとしても活動中。
実家が神社(出世稲荷神社)なので神主の資格を持つ。島根県ふるさと親善大使「遣島使」。著書:TV『24』公式解説本『メイキング・オブ 24-TWENTY FOUR-』(竹書房)

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