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同名ゲームが原作のアニメ映画となる本作は、主人公ラチェットが相棒のロボット、クランクと共に悪と戦うストーリーで、昨今、メディアを席巻するセレブの影響力についてのメタファーがミックスされた内容。それを皮肉るかのように、主役以外のキャラクターに有名俳優を起用している。悪のボスキャラの右腕にシルヴェスタ・スタローン、ラチェットの育ての親にジョン・グッドマンが声を提供。また、ラチェットが憧れるスーパーヒーローのチームの一員コラには、ティーンからの絶大な人気を誇る18歳のベラ・ソーンを起用している。
パパラッチに付きまとわれる生活のソーンは、若いながらも有名税についてある意味、悟りを開いているようだ。「故郷のマイアミのビーチで寝そべっていたら、25人くらいのパパラッチが私のすぐ横でカメラを構えていたの。ずっとシャッターを切っているパパラッチに別のパパラッチが、『もう十分撮っただろ。ほっといてやろうぜ』って言ってくれたの。でもその後で、『あ、海に入ったらぼくらはまた来るからね』って言われたわ。こうしたデメリットはあるけれど、素晴らしいメリットがあるわ。人間は本能として人助けしたいっていうのがあるでしょ? 私は自分の立場を使って、たくさんの慈善活動に参加して、人を助けることができている。お金だけじゃない。話をしたり、聞いたりすることが大事なの」と記者会見で話していた。(4月29日公開)
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